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〜かたることばが歌になる風になる〜

京都南座に行ってきました

長年「長唄」を習っている、音高、音大の同級生、横浜在住のまゆみさんが
今年は京都で公演があって、私と「コーラス花座」で一緒に歌っている
同級生のオケラこと慶子さん、京都在住の同級生の
ヒミコこと姫美子さんの3人で「京都南座」まで応援の観賞に行ってきました。
 


  
プログラムの分厚い冊子の表は、和紙に墨を吹き付けたような絵柄に
金色で「杵勝会(きねかつかい)」と書かれています。
ご自身もこの長唄の会に出演されている
デザイナーのコシノヒロコさんに寄るものです。


プログラムの初っ端の「三番叟組曲」
三味線、太鼓、鼓、唄総勢149名の「囃子」
九段のひな壇にこれらの出演者が揃って演奏される図は圧巻。

2日後まゆみさんから当日の写真がLINEに送られてきました。
左端の方で子供さんが二人太鼓を叩いています。

初っ端11時の合同演奏「三番叟組曲」が済んで
まゆみさんの次の出番はお昼3時の「娘道成寺」という演目でした。

途中食事に行くこともできますが、退出時自分の席を確保しておくために
ハンカチや荷物の一部を置いていくと言うことは
後から来られたお客さんが席に着けないのでやめて下さいと言うアナウンス。
食事のために外に出ることはしないで結局、3時ごろになった「娘道成寺」
まゆみさん(前段左端)は、一人だけ太鼓。あとは鼓と唄の演者さんたち。

太鼓をバチで叩きながら
彼女の合いの手の一番初めに発した一声はちょっと小さかった。
徐々によく聴こえてきましたが、物凄い緊張だったとのこと。

プログラムにそれぞれの演目の簡単なあらすじが、絵入りで書かれていますが
唄は殆ど歌詞が聞き取れません。
まゆみさんの太鼓は、アトランダムに休符があり、休みなしで叩きっぱなし。
太鼓と鼓と唄の掛け合いが続きます。
まゆみさんの太鼓の役割は半端なく重要で、かなりの緊張だったろうと想像します。
唄の譜面は、経本のように上がり下がりが線で書かれているのかもしれないけれど
鳴り物の所はどんな風に書かれているのだろうか?
長唄などの邦楽は、大方は口伝らしいねと
そんなことをヒミコと話しながら、演奏者の担う責任も想像しながら
邦楽の妙を味わわせて頂きました。

11時に開演して、まゆみさんの2回目の演目が4時ごろ終わって
やっとロビーに出て彼女と再会。
彼女とは、ご実家のお母さんご健在の頃に、大阪千里あたりにある
介護施設などに、何度か音楽ボランティアの助っ人を頼まれて
ピアノを弾きに行ったりして以来の再会。

薄黄色のお着物に、3年前に亡くなったお母さんの遺品の鈍色の帯。
長年長唄の本番を経験して来ている彼女の着物姿は板についています。 

この後、南座の向かいにあるレストランで、遅めの昼食兼夕食を3人でして
小雨の京都、祇園四条から帰ってきました。
鴨川の上にかかる四条大橋。
車がひっきりなしに走る道路の向こうに「北山」が見えます。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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