コロナ騒動で始まった今年も、もうすぐ11月が終わり師走に入る。
2009年に、その頃2年先輩と活動していたピアノ連弾のコンサートを
地元のホールで開き、連弾だけでなくそれぞれソロのステージもあって
私はチャイコフスキーの「四季」という、1月から12月までの
ロシアの風物詩を描いた小品の中から、開催月の4月「松雪草」
私の誕生月6月「舟歌」そして11月「トロイカ」を弾いた。
ロシアの季節は、日本より前倒しの感じで、11月ともなれば雪の積もる冬の景色。
12月の曲は「クリスマス週間」という副題になっている。
6月「舟歌」は以前アップさせて頂いたが、この曲と11月「トロイカ」は
この曲集では特に有名で、私の恩師の発表会でもよく弾かれていたのを覚えている。
それぞれの曲は、ロシアの有名な詩人の詩をモチーフに作曲されたとあり
「トロイカ」は、トロイカに乗って去って行く人(恋人?)を目で追うな、というような
内容の詩だったと記憶している。
右手の音型の、車輪の回る動きと、トロイカの車上から見える
ロシアの冬の風景を想像して頂けたらと思う。
写真のバラは、これも既になくなった「ホワイトクリスマス」