いよいよ4月。
ようやくベランダに出て洗濯物を干す時に
外気が暖かいと感じるようになってきました。
随分古い話。
私が大学に入学した年の4月8日だったと思います。
ウィルヘルム・ケンプという
ベートーヴェンを得意とするピアニストのコンサートが
京都会館で開催されると言う日で
母校の音高からの私と
大学から入ってきた他所の教授の門下だった
真寿美さんと京子さんとで京都まで行った日が
真冬のように冷え込んだ日だったと記憶しています。
この時私は、ウールのツイード生地でできた赤色のスーツを着ていました。
★ツイードとは、太く短い羊毛で紡いだ表面が荒っぽい毛織物の
ツヤは出ないが中に空気がたくさん入った、軽くて暖かい生地のこと。
最近はもっぱらパンツスタイルが多いですが
当時はミニ丈が流行りで少し短めのスカートでした。
冷え性だった私は、京都行きの電車に乗っている時から
頭痛がひどくて吐き気もして体調が悪い状態だったので
京都に着いてから二人は
薬局を探しまわって頭痛薬を買ってきてくれました。
すっかり良くなったと言うほどではない、あまり良くない体調で
私はコンサートを聴いたと記憶しています。
夜は、真寿美さんのお家が浄土宗のお寺なので
総本山知恩院の宿坊に宿泊しました。
ここも冷え冷えした感じでした。
あれから半世紀ほど経った現在では、ダウンコートやブルゾンなど
防寒衣類のデザインも質も格段に良くなっていますが
昨今は、4月ともなるとこんな冷え込みも少なくなったきて
気温の変化が進んでいると痛感します。
話はかわります。
引っ越したマンションの前にスーパー、対面にももう1軒スーパーがあり
マンション下の地下駐車場からお店にも行けると言う立地が
老齢者にとって便利この上ないと思って1年間生活してきましたが
引っ越し前の街で、数十年加入していた生協の個配(個別配達)の
食材や加工品の、この業者の創意工夫の商品が懐かしく思うほど
目の前にあるお店の商品内容が、イマイチ満足できないで過ごしてきました。
先日エレベーターで「コープ自然派」という配達員さんと遭遇し
このマンションでも、こういうのを利用している方がいるのを知って
やっぱり、もう一度生協に加入しようと思い立って申込み依頼すると
翌日新規加入の契約担当の方が来訪。
35年ぐらい前のグループ購入していた頃から
カタログを見て注文用紙に個数を入れて、翌週に配達という形は今も変わりません。
昨今では、分厚い紙面のカタログは翌週に担当者が回収してくれますが
紙も無駄だとも思っていた私はここ数年
「eフレンズ」というサイトでネット注文していました。
新規の場合は1、2回はカタログで注文して
3回目ぐらいからネット注文ができるとのこと。
担当者の方がカタログと注文書を置いていかれました。
生協で一番重宝していたのは、色々種類がある冷凍食品もですが
料理の材料のカット野菜などがまとめられていて、調味料やソースも付き
半分ぐらいか3割がたを自分で調理して仕上げると言う
手間も時間も短縮されている商品が多く
昨今は結婚後も仕事もしている多くの女性たちのために
組合員さんのアイディアや要望から生み出されただろう
創意工夫の商品や、お一人様にも都合の良い少量の食材などが豊富にあり
1年間ここで生活していて、一旦やめた生協加入を復活しました。
決して私は生協の回し者ではありません。
注文商品が届くのは２週間先になります。
分厚い大きいカタログを見て、やっぱりこれよ！とテンションが上がって
ついつい注文書にはいっぱい入れてしまい自分を抑えているところ💦
