中華街の中で意外と多くあるのが喫茶店です。そのどれもがいい感じなのですが、今日はその中でもお気に入りの「珈琲楼」でランチしてきました。
店名に多少、中華っぽさが見られますが、ここは完全に由緒正しき、喫茶店らしい喫茶店です。
テーブルの上に新聞記事の切抜きが置いてあり、そこにはこんなことが書いてありました。
「開店時のコーヒー1杯の値段が180円。他店では通常150円なのだが、この30円の違いは何なのか。それは客が満足するサービスであり、マスターのプライドでもある。その2つを高いレベルで一致させなければならない。
そのため用意されたのが良質の新しい豆、ミルクの品質、水のきれいさだ。サイフォンのフラスコとロートは一つ一つ違う手作りとか」
店内に流れるBGMも良質の音楽です。ランプを模した照明、木のぬくもりを感じさせるインテリア、どれもが落ち着いた懐かしい雰囲気をかもし出しています。
窓際の席からは中山路をひっきりなしに行きかう観光客がよく見えます。でもここは、そんな中華街の喧騒とはかけ離れた別世界のような喫茶店です。
あ、そうそう、店名の他にもう一つ中華街っぽいものがありました。それはジャムを入れている容器です。中華風の蛍焼きだったのです。
店の前に飾ってある植木はコーヒーの木。その前においてある剥製は「アナグマ」だそうです。でもどうしてアナグマなのでしょうか。聞きそびれてしまいました。
アイスコーヒー550円、トースト300円。
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