
ここは媽祖小路の一角。観光客などはほとんど足を踏み入れないであろう“中華街辺境の地”である。 人通りは少ないのだが、なかなか面白いというか、気になるお店が並んでいる。天然酵母を使ったパン屋さん、古くて懐かしい自転車屋さん、ナポリタンの食べられる雀荘…、最近はカレー焼きそばの「仙鶴楼」 という中華料理屋もできている。 こんな小路の奥深いところに洋食屋さんが6月11日、新しくオープンした。(今までここには和食の「水仙」という店があった) 今、横浜中華街で西洋料理を提供しているお店は、フレンチレストランの「ジェファン」、パスタランチをやっているスペインバール「サブローソ」やカフェ「香蘭」、それに「パンアメリカン」ぐらいだから、この店の登場は嬉しい。 ![]() 以前通りかかったときは「ポークカツ マスタードソース」「チキンソテー 味噌トマトソース」「サワラのバターポン酢ソース」というラインナップだったから、どうやら牛豚肉・鶏肉・魚の3種が基本メニューのようである。 ![]() 店は若い店主が一人で切り盛りしている。堀川に近いという立地からして、お客さんは元町あたりの会社員が多いとみた。 さて、肝心の料理。ボリューム的にはちょっと物足りないものの、柔らか~く仕上げられたハンバーグに生姜の香りのする独特のソースが絡められていて、なかなか美味しかった。サラダにかけられたドレッシングは自家製、店内で売っているクッキーも手作り。 そういえば、かつて中華街大通りの「一楽」の角を入った路地裏に、「梅園」という洋食屋さんがあった(そこは今、中華料理の「山東」が入っている)。地元の会社員や中華料理店の従業員には大人気の店で、昼時は暴走族並みのスピードで駆けつけなければ入れないほど混みあっていたものだ。 ![]() 「梅園」の看板メニューはレバカツライス。ジューシーなレバがサックリと揚げられていた。たしか450円か500円という超格安メニューだった。ビールだって大瓶で500円! もう一つの絶品は野菜スープ。牛乳味のとても美味しい一品で、近所の中華料理店のコックさんが鍋を持ってよく買いに来ていたものだ。 寡黙な老夫婦がやっていた店だったが、何年か前、ご主人が身体を壊し、やむなく閉店した。 今日ご紹介した「遊人」が、あの伝説の洋食屋「梅園」のような存在になってくれればいいのだが。 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
貧血気味なので、いつもレバカツライスと野菜スープ。
ミルクベースのさらっとしたスープが大好きでした。
たしか150円くらいでしたよねえ。
給料前には、特にありがたかったなあ(笑)
遊人って洋食屋さんだったんですね。
今度のぞいてみます!
梅園をご存知の方がいらして嬉しいです。しかもレバカツ、野菜スープがお好きだったとは!
ああ、もう一度、あのスープを飲みた~~~~い!
今度、行ってみなくては(でも、近くに住んでるけど、会社は遠くなのでランチはきびしい)。
ここは和風の洋食屋です。
お近くに住んでいらっしゃるのならば、
休みの日にでもどうぞ。
夜、呑みに行くのもいいのかも。