
万国橋から新港橋に続く海沿いのプロムナード。 この水辺は、横浜本土と出島のような新港ふ頭に挟まれているから、海というよりも正式には運河なんだろうかね。 対岸に見えるのはアラビア風デザインの施された横浜税関。 建物本体もさることながら、玄関前の街路樹はヤシの樹が並び、どこか南国の風情が漂う。 そんなイメージからなのか、こちら側の岸辺にはオリーブの木が植えられている。 ![]() この写真を撮ったのは10月半ばの頃だったかな。 ここにオリーブの木があることを知っている市民も多いようで、手の届く範囲の実はほとんど採取されていたが、我々が葉っぱをかき分けるとほんの少しだけ残っていた。 その一粒を頂戴した。 ![]() 撮影がヘタなので写りが悪くて申し訳ない。 そのまま齧ってみたら、苦くて苦くて……唇がひん曲がってしまうほどであった。 ![]() 寒くなってくると、海の水もだんだん澄んでくる。 ![]() 汽車道から眺めた対岸の様子。 ![]() 小さく張り出した突堤の奥に… ![]() 古い石積みの護岸がある。 ![]() この日は満潮に近かったようで、分かりにくいが… ![]() 少しだけ砂浜が見えている。 ここで、昔の写真を引っ張り出してみた。 ![]() 上の写真と同じ場所だよ。何年前だったかなぁ… ![]() 砂浜が確認できるでしょ。 ![]() 潮が引けば、かなりのスペースが出現したのだ。 もっと前の頃には、小さな小さな桟橋もあった。 ![]() これは砂浜側からの撮影。 ![]() 大岡川河口につながる部分の護岸。 ![]() 聞いた話では、明治時代のままだという。 こちら側は崩れかかっていたので、今は新しい護岸ができているようだ。 ここでもまた、古いものが失われていったのか…… ![]() |
そう、あのあたりです。
ここは第3管区海上保安本部、
航路標識事務所、
運輸省の官舎があった場所です。
だから長いこと昔のままで残っていたと思います。
建物が いい味を醸していて好きです。
こんなに開発される前の新港ふ頭は、
静かで趣きのある、お気に入りのスポットでした。
今の風景は・・・どうもね・・・