毎月1回、山下町の事務所で行っている町探検本の編集会議が終わるのは、だいたい午後6時半ころなる。 しかし、これで「お疲れさま、また次回ね」といって別れることはほとんどない。 中華街が近いので「どこか変ったところを案内してね」と言われるのだ。 これまで「美楽一杯」、「東北人家」、「南粤美食」などにお連れしてきたが、さて今回はどうしようかなと迷いながら歩いているとき、思い出したのが「桃源邨」だった。(冒頭の写真・撮影は2012年のも) 小さな店だが幸い先客は2組だけだったので最後のテーブルに着席することができた。 まずは豚の耳。 コリコリとした食感でアゴの運動にはちょうど良いかも。長葱との相性もいいね。 春巻き。 熱いうちにいただきたいのだが、話がなかなか止まらず、ちょっと冷めてしまった……。 皮蛋(ピータン)。断面が美しいね。 油条。中国式の細長い揚げパンみたいなもの。 普通はお粥の中に投入したりして食べるのだが、この日は酒のツマミとしてそのまま齧っていただいた。 参考までにこんな食べ方もある。(2011年12月撮影) ツーファンという中国版おにぎりだが… その中に油条とザーサイが入ってる。 おにぎりの中にパンを詰めたような感じだが、これが意外に美味しいのよね。 豆苗の炒め。 このタレというか、ツユが美味しい♪ そして麻婆豆腐。 ここのは初めて食べたが旨いね。 〆のチャーハンにぶっかけて食べれば良かったと思う。しかし、もうこの時点でみんな腹いっぱいだったので、そんな無謀なことはしなかったが……。 というわけでこの日の会食を終えたわけだが、それにしても「桃源邨」は不思議な店である。 この写真は先日の連休中に撮ったもの。大通りは歩くのが困難なほど混み合っていたのに、こちらでは昼を過ぎたころでも「準備中」の札が掛けられていた。 ぶれない店である。 一方、こちらはというと……。 最近は黒板がお店の真ん中に置かれていることがよくある。これにはメニューが書いてあるワケではなく、「○○様」とか「貸切」と表示されているのだ。 この日もどこかの宴会が入っていたようだ。もしかしたらコチラだったのかな。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
ところで、南粤美食は三連休の中日なら私の宴会です。このときは、粥底火鍋というスープが粥の火鍋をだしてもらいました。暑い季節には向かないかもしれませんが、人数が揃うような予約宴会のときは是非お試しください。
料理が美味しくて、甕出し紹興酒が美味しくて、かなり酩酊したのがいつのことやら。
懐かしいから、また行きたいです。
食べ放題や小籠包、手相占いばかりが目立つ街になってしまった中で、
「桃源邨」はよく頑張っていると思います。
粥底火鍋は美味しかったんでしょうね。
宴会をやってみたいと思いました。
ここの甕出し紹興酒は美味しいですよね。
私も呑み過ぎて酩酊してしまった経験があります。