上海路にある「廣翔記」前の路上。紹興酒の甕がずらりと並んでいる。 よく見ると黄色い紙が貼ってあって、そこには「ご自由にどうぞ」と書かれていた。 さらに「リサイクルの良い方法を見つけたら教えてください」とも。 巨大な花瓶として再利用するか、それともお金を詰め込んで庭に埋めておくか、あるいは砕いて中華街の歩道の材料に使うか、はたまた燻製を作るための装置にするか…いろいろ使い道はありそうだ。 何に使えるか考えながら振り向くと、道路を挟んだ向かい側の店の前にも紹興酒の甕が。 こちらは「当店のお客様、ご自由にどうぞ」、「一つ500円」とある。 使用済みの甕は製造元に返却してリユースしない限り、事業系廃棄物として有料で処分せざるを得ない。 ビール瓶ではリターナブルが定着しているし、その他の酒のビンは資源ごみとして自治体が回収し、粉砕したあとのカレットを使って再びビンを製造しているのに対し、陶器のリサイクル・リユースはほとんど進んでいないのが実情。 ネットで調べると、現在、行政として不用陶器のリサイクルを行っているのは、多治見市、多摩市、所沢市、牛久市だけのようである。 しかし不要陶器を回収しても、破砕して再び陶土にできる会社は、日本では岐阜県多治見市の陶土製造会社しかないという。そのため各自治体ともかなりの輸送費をかけて陶器のリサイクルをしているそうだ。 最近は、陶器の原料となる土も枯渇してきているらしい。残り少ない資源を有効に使うためにも、不用陶器のリサイクルを進めることを望みたい。 中華街を抱える横浜市。ここで飲まれる甕出し紹興酒の量は、もしかしたら全国一かもしれない。ということは不用陶器の発生数もそれに準じるはず。 要らない陶器だからといって、“投棄”することのないよう、横浜市でもリサイクルを考えてもらいたいものだ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
あんなにドキドキして かっぱらってこなくてもよかったのか・・。
で、昔かっぱらった甕は何に使ったのですか?
実家では庭で金魚飼ってました。
かっぱらっちゃ駄目ですよ。無料のはいいけど。
> (ふり)さん
三升漬によさそうですね。
>(すぎちゃん)さん
金魚を入れるというのはありですね。
この夏に親戚に神楽南蛮を送ってくれるように頼んだのですが・・・ この甕に一杯にするには、膨大な量が・・・w
ここで見たのは大きい甕でしたが、
ほかの店では小さいのも出ていましたよ。