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中華街広東道にある広東料理の店「廣東」。広東の王道を行く店である。 その「廣東」で500円と600円のサービスメニューが提供されている。 ご覧のような黒板に書かれた4品がそれだ。 ![]() 500円の中華丼! 絶品だ! きれいに下ごしらえされた具材、それらを絡める餡がウマイ! ![]() 一枚の絵画を見るような酢豚ライス(600円)! ボリュームもあって美味しい! キャベツの千切りとトマト、それにライスを乗せたワンプレートの出し方が、どこか洋風なイメージを醸しだしている。 ![]() シュウマイライス(500円)! 美味しいのだが、残念ながらボリューム不足。 シュウマイはあと4個ぐらいないと、ご飯が余ってしまう。 ![]() 500円のチャーハン! 玉子、ネギ、チャーシューがタップリ入っていて美味しい! ![]() こんな日本酒も扱っている。 呑んでみたい…… ![]() 「廣東」の隣は、エビワンタンで有名な「慶華飯店」。この両店の周囲には他に中華料理店がないのだが、「慶華飯店」でエビワンタンを食べようとして来たお客さんが、どういうわけか間違って「廣東」に入ってくることが多いようだ。 我々のように毎日この街を歩いていれば間違えようがないのだが、地方から初めて来る方にとっては、電柱に架けられたこの看板が紛らわしい。 ←ここと示した「ここ」は何処なのか。 ![]() こちら側から見ても、同じように「ここ→」と書かれている。 さらに問題を複雑にしているのは、同じ電柱に設置されている照明に書かれた通り名。この道が広東道であることを示しているのだが、その横に中華料理店の「廣東」があるのだ。 ![]() しかも「慶華飯店」はシンプルな建物で、電飾や派手な店頭メニュー表示など一切ない。店名ですらガラスの壁に薄い文字が彫られているだけだ。 一見のお客さんにとっては、ここが中華料理店であるとは思えないであろう。 そして、さらに問題なのは、この電柱が両店の真ん中に立っていることである。 「ここ→」を厳密に判断するならば、「廣東」と「慶華飯店」との間にある狭い隙間だ! だから、電柱の看板を見上げ首をかしげながら「廣東」に入ってくるお客さんが後を絶たないのである。 先日もこんなことがあった。 おそらく「慶華飯店」のエビワンタンを食べに来たのであろうと思われるお客さんが、着席してお茶を飲みながら店員さんに何か聞いたあと、「間違えました」とか言って外に出て行った。 彼はその後、隣の店に向かったはずだ。 ![]() ところで、この赤い電柱に、中華街の歴史を語る小さな札が貼られているのをご存知だろうか。 今の中華街エリアが居留地だった頃、街路には日本の地名にちなむ町名が付けられていた。 このNTTの電話ケーブルには「尾張町支」という名が付けられている。「支」というのは多分「支線」の略であろう。 居留地時代には、現在の市場通り周辺を「尾張町」と言っていたから、これはその痕跡なのである。 ![]() 最後にオマケの画像を。これは「廣東」のエビ入りワンタンメン! ワンタンにかぶりつくと、その中にはお肉がギッシリ。そして頭の部分にプリッとしたエビの身が入っているのが分かる。 皮の襞はピロピロで、これまた美味しい。 醤油系のスープも旨みが凝縮されていて、飲み干したい衝動に駆られる。 間違って入店し、間違って食べてしまった人は幸いである。 ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
廣東さん、爪楊枝入れだとか、細かい調度品が工芸的だったりして、意外とモダンシノワズリーなところが好きです。
店内は至って明るい雰囲気ですから、もう少しあのドアから中が伺えれば、入ってみようと思う人も増えるのかなと。
それかmaruto***さんによる強引な客引きか(笑。
楊枝入れなんか、よく見ていますね。
さすがですわ。
両店とも、外から見た目はチョットね。
だからいいのかもしれませんが…
廣東のワンタンもうまいんですよ。
むしろお隣さんよりも ずっとうまいと思います。 500円メニューも手を抜かないし・・。
ただ 奥さんがちょっと今・・体調崩してるみたいで心配です。
ここはハズレが少ないですね。
500円の中華丼なんか感激ものです。
最近、奥さんが体調悪いとか、
お店で聞きました。
早く回復するといいですね。