
「雲龍」で美味しい排骨麺を食べたら、気になる他の店でも排骨を食べたくなり、2日連続で行ってしまった。 それも、「雲龍」並みの地味な“しみじみ系中華料理店”だ。 ![]() まずは関帝廟通りと長安道の交差点から根岸線方面へ向かった先にある「金華園」。 昼時は会社員や公務員、あるいは近隣の住民などで満杯となる庶民的な店で、労働者の多くは麻婆豆腐ライスやセットメニューなどを食べている。 そこで初めて食べた排骨麺(850円)。まず、見た目でびっくり。ワカメとメンマがトッピングされているのだ。メンマはともかく、ワカメを排骨麺に入れているのは滅多にないと思う。 肉は薄め。骨なし。カレー風味もなく少々甘め。 スープはかなり甘い。 排骨麺は私の好みではなかったが、ここのオバさんは庶民的で、気持ちも優しくて好みである。 相席でテレビを背にして座ったときなど、他のテーブルが空くと、「こっちに移りませんか? テレビ見やすいですよ」なんて声をかけてくれるのだ。 排骨麺では「雲龍」にかなわなかったが、接遇ではほぼ互角。いい店だ。 ![]() 次の日に行った「江南」。こちらのオバさんや娘さんも「雲龍」「金華園」に負けていない。 この日も、一人客だからと思い遠慮してコンロ近くのカウンター席に座ると、「そちらのテーブルの方へどうぞ。涼しいですから」なんて気遣いをしてくれる。 もしこのあと4人連れとかのグループが入ってきたらどうするのだろう。その時はその時で、一人客にはカウンターへ移動してもらうのだろうか。 まあ、ここはそんなに混まないからいいのかな。 さて「江南」の排骨麺(735円)、肉の分量は見た目以上である。実はスープの中に排骨がいくつか隠されているのだ。 しかし、「雲龍」と比較すると肉質が劣るのは否めない。ちょっと硬め。それにコロモは揚げ過ぎの感があり、カレー粉の風味もしない。 スープはそれなりに美味しいと思うのだが、食べ進むうちに醤油の強さが増してくるような…。 でも、ここの女性二人は感じがいいし、いつ来ても気持ちよく食事して帰ることができるのが嬉しい。ヘルシーカレーも美味しいし… ![]() ここで、今までに横浜中華街で食べた排骨麺がどんなだったか、おさらいしてみよう。 ■金陵 ■山東 ■愛華楼 ■珠江飯店 ■萬来亭 ■興福楼 ■京華楼 ■東新飯店 ■満珠園 ■謝謝 ■順海閣酒家 ■陸港小鎮 ■龍鳳酒家 ■東光飯店別館 ■大福林 ■揚洲酒家 ■明蘭餐庁 ■酔仙酒家 ■口福 おまけ 一楽:排骨のせ冷やしタンタン麺 あとは、記事にしていないので画像のみ。 ![]() 「福楼」の排骨麺。 ![]() 「大三元酒家」の排骨麺。ライス付き。 ![]() 今はなき「国賓菜館」の排骨麺。 小泉元首相の「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」ではないが、こうしてみると「排骨麺もいろいろ」ということがよく分かった。 それと、あの美味しい「三和楼」のものが撮影されていなかったことにも気づいた次第。 とまあ、いろいろある排骨麺であるが、私のお勧めはやはり「雲龍」と「三和楼」だ。 ああ、また食べに行きたくなってきた…。 ![]() |
こんなに排骨麺を食べていたとは、すごい。
そういや、酔仙麺フェアの時に重慶飯店新館で
出していた「老酒麻辣排骨麺」は食べなかったんでしょうか?
(結構なお値段でしたが)
残念ながら食べていません。
たぶん美味しかったんでしょうね。
そういえば最近、ここに行っていないなぁ…
そういえば、先日「雲龍」で食べたときは、排骨がジュージューと音を立てていました。
酔華さん著「横濱中華街排骨麺図鑑」販売されたら絶対買いますよー
どれもお店それぞれの個性があって美味しそう。
でもまずは・・・雲龍の排骨麺食べたいー♪
料理別に図鑑を作ったらいいなぁと考えています。
でも、お店のほうも変化させてくるから無駄かな。
やはり雲流がsimple is bestというか
王道を歩んでいるような感じですね。
王道メニューだけにそれぞれ工夫して
頂けると、楽しく迷うことができます。
小泉純一郎と排骨麺の関係を語ると3日くらい必要になります。
という話は置いておいて、やはり雲龍ですね。
でも、皆さん雲龍に行き過ぎても困るし、行かなくても困っちゃうなぁ~
ずーっと以前に、2店舗とも酔華さんから、お勧めいただいたように記憶してます。
あの頃から、この2店舗はツートップを譲らないんですね。さぞかし美味しいのでしょうねぇ~
しかし、1品でこれだけ多くのお店を食べ倒しているとは・・・さすがでございます
まだまだ完食はできていません。
もっとうまい排骨麺を食べさせる店があるかもしれませんよ。