今年の中華街ランチから

最近は中華街で昼メシを食べることが減ってきている。他所の町や区に出かけていることが多く、なかなか山下町に足を向けられないのだ。 　しかも急に忙しくなってきて、ブログ記事アップの回数も減ってきている。そんなわけで中華街ランチの写真を連発できないのだが、年末にあたって少しだけでもご紹介しておこうと思う。 　冒頭の写真、ここがどこだか分かるかな。 　市場通りにある「四五六菜館本店」だよ。社会人になりたての頃はよく通ったものだが、最近は数か月に一度くらいの割合かな。 　席に案内されてまず目につくのが、座席の背もたれの上に置いてあるモノ。これ、先客の忘れ物ではなく、膝がけなのである。冬場は暖房しているとはいえ足もとが冷えるので、すべての座席にこれが用意されているのだ。 　腰の悪い私はこれを背中とシートの間に入れて楽な姿勢を取らさせていただく。 　今日のランチから「回鍋肉（ホイコーロー）」を選んだ。 　このベルを押してフロアスタッフを呼び、注文を伝える。 　まずはランチの基本セットが運ばれてきた。 　お茶はポットに入っているから、自分で注いで何杯も飲めるよ。 　「四五六菜館」のホイコーロー♪ 　見た目、お肉が少ないように思えるが、実はこのキャベツの下にたくさん隠されているのだった。 　味は結構、濃いめ。これをオンザライスすると、甘辛いタレがご飯に浸み込みパクパクいけてしまう。 　自宅でこれを作るときは、酒・醤油・豆板醤・甜麺醤・生姜・ニンニク・味覇・鶏がらスープで味をつけているのだが、ここのは他に何か入っているのかな。私のような味覚音痴では解明できないが…とにかく美味しく完食した。　 　食後は杏仁豆腐とコーヒー♪ 　最後にポットの温かい烏龍茶で〆てゴキゲンなランチを終えた。これで650円だからお得だ。 　こちらは、いつものあの店。「南粤美食（なんえつびしょく）」である。 　カウンターの上には、名物の「丸鶏の塩蒸し焼き」。そして瓶に入ったさまざまな食材。干しナマコやツバメの巣なども置いてあった。 　写真には撮っていないが、カウンターの上には干し豚バラ肉が吊り下げられている。 　狭い店内であるが、なんだか中華食材の宝庫のようだ。 　この日のランチは回鍋肉。「四五六菜館本店」で食べてからホイコーロー腹になってしまったようだ。 　こちらもお肉が少ないように見えるが、実際はキャベツの下に隠れている。鍋から皿に移すとき、重さの関係なのか、肉が先に落ちてその上に野菜がかぶさるのだろうか。 　「四五六菜館本店」の回鍋肉は濃～いタレであったが、こちら「南粤美食」のは穏やかな味わい。若い人なら「四五六」が好みだろうが、高齢者には「南粤」がお勧めだね。 　そしていつも思うのだが、ここは料理もさることながら、特筆すべきものはスープである。ランチに付いてくるスープとしては絶品だね。美味しい♪ 　次回は干し豚バラ肉とセロリの炒めかな。 　中華街大通りにある「聘珍茶寮」の醤油ワンタン麺。これが意外に旨かった。ファストフード店だからたいしたことない、なんて侮ってはいけない。 　スープは最後まで飲み干してしまった。 　さて、最後に今年新しく横浜中華街にできたお店の一つを紹介しておこう。 　市場通りにできた日本料理店「神田」である。 　この通りには「中華飯店」、「梅蘭」、「萬来亭」、「華錦飯店」など個性的な料理店が並ぶ。 　そんなエリアにあったベトナム料理店の跡にオープンしたのだ。 　11月上旬に初めて入ってみた。 　清潔な店内。和食のお店らしい内部。 　この日は日替わりランチをいただいた。名前は忘れてしまったが、メイン料理はトンカツにチーズを載せて焼いたもの。旨し♪ 　小鉢にはシラス。それにわずかだがサラダの野菜。 　味噌汁が旨かったね。いいダシがでている。 　ここも再訪ありだな。 　そうそう、この「神田」が入った店舗は以前、ベトナム料理店だったと書いたが、その前は「生福園」といういい店が入っていたことを思い出した。 　懐かしいのでオマケとして、あの料理をここに再現しておこうと思う。 　焼きミルク麺 　バーキー麺 　臭豆腐 　牡蠣のお好み焼き＆タンの煮込み 　蚵仔麺線（牡蠣の素麺） 　素バーキー麺　 　「生福園」は2年ほどここでやっていたのだが、2011年ごろかな、最近の中華街がいやになってきたということで元住吉に引っ越してしまった。 　そして、行った先では何があったのか分からないが、「美（めい）」という店名に変っている。 　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね