中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「大船軒」で賄い鯵ご飯を食べていたら…

2011年08月15日 | おいしい横浜

 お墓参りに行った帰り道。軽く昼メシ前の一椀を、ということになり、久しぶりに大船駅構内の「大船軒」に立ち寄りました。

 朝食からまだそれほど時間が経っていないので、ここは小振りの「鯵の切り落とし丼(250円)」にしようかと思っていたのに、そのネーミングになんとなく惹かれて、「賄い鯵ごはん(350円)」にしてしまったのが間違い。

 かなりのボリュームです。ご飯も鯵も!

 量は多いのですが、鯵がしっかりと賄い的な部位で…
 やっぱり「鯵の切り落とし丼」にしとけばよかったと軽く後悔…
 
 と、落ち込んで食べていたら、数人先に座っていた小柄なおじさんが立ち上がったのが、私の視野に入ってきました。

 「ん?」

 よく見ると、あの帽子おじさんでした。
 トレードマークのメガネも帽子も付けていないので、周囲のお客さんは気づいていなかったかもしれません。

 しかし、蕎麦を食べ終えた彼が、カウンターの下から例のメガネを取り出して後頭部で紐を結び、あの巨大な飾りの付いた帽子をかぶると、お客さん一同唖然…。

 寿町や関内で彼を見慣れている私ですら、「大船軒」の中で見る宮間さんには新鮮な驚きを感じました!
 以前、銀座の画廊で「ハマのメリーさん」を見たときの気分と同じです。

 帽子おじさんにしろ、ハマのメリーさんにしろ、あの方たちがいつもいる場所はだいたい決まっています。
 町の風景の中に溶け込んでいるのです。

 それが想定外の場所で出会うと、彼らの新しい側面を見たようで、驚きとともに、ちょっと儲けたような体験に嬉しさすら感じさせられます。

 おじさんが店を出て行ったあと、従業員たちがこんなことを話し合っていました。

「今じゃあ、あんなことやっているけど、若いころは働いていたんだろうねぇ…」
「何やっていたのかねぇ」


 帽子おじさんの経歴は、こんなだったんですよ


←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね

「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒



コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビール醸造所「ベイ・ブルー... | トップ | ガリガリ君 梨! »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
名物人物 (ふ゛り)
2011-08-15 08:32:32
メリーさんは子供の頃にすれ違ったことがありますが、帽子おじさんは無いのですよね。

やはり世界には謎が多い方が幸せであると思います。
返信する
ハマのメリーさん (フランケン)
2011-08-15 17:04:12
今、話題の映画「コクリコ坂から」の時代背景は昭和63年。その頃に父親の仕事の関係で横浜に越してきましたが、横浜で一番の繁華街ということで、夜の伊勢佐木町に行きましたが、有隣堂の辺りから暗がりで出っくわしてビックリしたのがメリーさんでした。
帽子おじさんは今でも時折みかけますが、スキンヘッドのマラソンおじさんはもう見かけませんね。後は加賀町警察のお巡りさんんで、関羽様のような方が、当時は善隣門の前で交通整理をしていましたっけ。。。
返信する
Unknown (馬の骨)
2011-08-15 20:33:21
酸っぱいの苦手のあたしは、大船軒の鯵寿司は逃げ。

奥に控えている日本蕎麦に目が釘。キ~ン♪

こういう汁たっっぷりの日本蕎麦が大好きです。
2~3本どんぶりの端に手繰って汁と一緒に噛まずに飲むんです。最高です。


返信する
大船 (なお)
2011-08-16 00:04:14
大船の駅構内もすっかり様変わりして、朝早くからおにぎりが買えたりして便利になりましたね。
大船軒はお蕎麦だけかと思っていました!
これはとても美味しそうです!
鎌倉散策の前に、寄り道して、昼食としても良さそうです。
素敵な情報ありがとうございます。

メリーさんは、私がまだ中高生だった頃かなり話題に上っていました。
当時は、野毛~黄金町周辺にあった深い歓楽街もまだ色濃くあり、原色な風景でしたね。
当時を思うと、良くも悪くも今は淡色になった…と思うのです。
返信する
しらんかった (元・石川町住民)
2011-08-16 09:34:24
ハマ白・メリーさんは知ってたけど・・帽子おじさんは知らんかった!
返信する
謎が多い (管理人)
2011-08-16 16:43:55
>ぶりさん
こんな学会もあります…

畸人研究学会

私は会員でもないし、
ましてや研究対象でもありませんが、
何かの参考にどうぞ。
返信する
関羽 (管理人)
2011-08-16 16:51:35
>フランケンさん
「コクリコ坂から」の時代は昭和38年ですね。
東京オリンピックの1年前です。
その頃の横浜のことは、
ハマっこの先輩や仲間の話でしか知りません。
メリーさんに遭いたかったですね。

関羽のようなお巡りさんがいたんですか。
知りませんでしたが、加賀町警察にふさわしいですね。
最近は柔道選手のような警官も少なくなったのかな。
返信する
奥にあるのは… (管理人)
2011-08-16 16:53:37
>馬の骨さん
あれは蕎麦じゃないんですよ。
セットで付いてくるツユ!
蕎麦なしでワカメとネギが入っています。
返信する
以前の伊勢佐木町は (管理人)
2011-08-16 16:59:44
>なおさん
なんだかんだ言っても、以前の伊勢佐木町はまだ良かったですね。
路上で商売をする靴磨き、三味線弾きのお姉さん、千葉から野菜を担いでくるおばさん…
そしてメリーさん。
いい風景でした。
返信する
おじさん (管理人)
2011-08-16 17:01:08
>元・石川町住民さん
彼は元気ですから、今でも、
あちこちで見ることができます。
話かけると、いろいろ答えてくれますよ。
返信する

コメントを投稿

おいしい横浜」カテゴリの最新記事