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明けまして おめでとうございます! 今日は旧正月♪ 春節の中華街は、さぞや賑わっていることでしょうね。 私は、いままでなら必ず街に繰り出していたのですが、今年はそうもいきません。なにしろ中華街から遠いところにいますのでね。 ということで、今朝は昔の写真を載せて、新年の慶びを表したいと思います。 冒頭の画像は昭和24年(1949)7月26日付の神奈川新聞に掲載された記事です。 大見出しには「夢よ、もう一度」と書かれています。戦争が終わって4年目、まだまだ「復興した」というには程遠い時代でした。 なんとか昔の華やかさを取り戻したい、そんな想いが描かれています。 記事からは、戦後4年を経過しているにもかかわらず、中心市街地では道路がまだまだ復旧していないことが分かります。 そんななか、ハマの名所「中華街」を少しでも取り戻そうと、華僑総会の方々が資金を出し合ってスズラン灯を設置したというのです。 写真ではよく分かりませんが、中華街大通りの道路は凸凹と書かれています。そんな道路にスズラン灯が並んでいます。 10月には「復興祭」を開催するようですね。どんなイベントだったのでしょうか。10月の記事を探してみようかな。 ![]() そして、もう一つ、昔の写真を載せておきますね。中華街大通りにある「一楽」です。現在は寒山寺を模した独特の店構えですが、旧店舗は昔懐かしい中華料理店という感じでした。(写真は店長からいただきました) ![]() こういうお祝いの花環(はなわ)、懐かしいですねぇ~。最近は生の花を飾るお店ばかりですが、こういうのが私は好き。 しかも新規開店、あるいはリニューアル開店ともなれば、むかしはちんどん屋が町内を流して歩いたものですよね。 「一楽」に花環を贈ったのは「雪本川魚問屋」! こちらも懐かしい~♪ 雪本さんはのちに「鯉鰻菜館」も経営されることになります。 魚を使ったランチが美味しかったですねぇ~♪ 【参考】 やさしい味の料理だけではなく、こんなのも出していた…… 「食べ切れなかった激辛麺 ~鯉鰻菜館の辣醤麺~」 2012年の春節 2018年の春節 ![]() |
戦後横浜の復興に中華街は随分貢献してきたのでしょうね。今は老舗のお店も少なくなり様変わりしていますが、時代とともに変化していくのが街なのかもしれません。
一楽はいつ改築したのでしょうか、昔の店構えも良いですね。店の前を颯爽と通り過ぎていく女性の背筋がピンと伸びた歩きっぷりも横浜らしくて格好良いです。
最近は、戦後間もなくの記事を読むのがおもしろくなってきました。
桜木町駅前の不法占拠や戦災孤児の話も好きですが、
中華街が逞しく復興していく姿を書いた記事がいいですね。
一楽の前を歩く女性のファッションが、昭和20,30年代という感じで懐かしいです。