久々の「上海飯店」である。 先代がいたころは、ちょくちょく食べに行ったり、呑みにも行ったものであるが、最近はとんとご無沙汰している。 この日は香港路を抜けて「一楽」に向かうつもりだったのだが、「上海飯店」の前を通り過ぎるとき、こんな看板が目に入ってきた。 ランチサービスのメニューだ。 野菜タンメン+チャーハンというランチセットが500円。 上海ヤキソバ(ネギ生姜風味)が、なんと480円! 評判の餃子が付く野菜タンメンセット(850円)も魅力的だったが、ここはワンコインでお釣りがくる上海ヤキソバにしてみよう。 「上海飯店」の「上海ヤキソバ」。この路地が香港路ではなく「上海路」だったら3拍子揃ったのにな。 昔は油がこびりついていたフードが、やたらきれいに見える。 元町の「下前商店」には及ばないが、以前と比べるとずいぶん美しくなった。 メニュー。 上海ヤキソバが来た。 値段が値段だから仕方ないが、やはりボリューム的には少なめだ。 でも、女性や小食のオジサンたちには適度な分量かも。 味も申し分ない。 「萬来亭」で食べる上海ヤキソバとは、色合いもルックスも味も、ずいぶん異なるが、これはこれで「アリ」だと思う。 カウンター上奥に、徳用のマッチ箱が見える。 ここは、なんと、自動点火のコンロではなく、マッチで点火しているんだ。 オジサンが黙々と作業をするスペース。 そういえば店主もずいぶん老けたな。そして少し痩せたかも。 そういう自分だって、同じだけ歳を重ねてきたのだから、人のこと言えないけどな。 別な日に食べたランチセット。野菜タンメン+チャーハン=500円である。 肉は入っていないが野菜がタップリのタンメンだ。スープの味は薄塩。店主も自分も歳をとってきているのだから、このぐらいの塩分濃度でいいのかもしれない。 セットのチャーハン。 叉焼と卵入りである。ネギが見当たらないのが残念だが…。ま、それにしてもまともなチャーハンである。 しかし、このセットはきつい。小食の自分には多すぎた。最後は残そうかとも思ったが、なんとか踏ん張って完食。 食べ終えて「ごちそうさま」と言いながら500円玉を取り出すと、テーブル席に腰掛けてスポーツ新聞を読んでいた店主は、「そこに置いといて」と。 この辺が「上海飯店」らしいところだ。 ドアもずいぶん前からちゃんと開閉できなくなっているし……。 それでもまた時々、来たくなる店である。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
すな。
タンメンとチャーハンのセット、500円っていうのも凄いお
得感!
店主が健在のうちに行かねばなりませんね。
ネギ生姜風味って、いい味でしたよ。
ランチセットは、食いきれない・・・
過ぎし良き時代を思い起こさせますね。
ぶっきらぼうで、愛想がないですけど、
こういうところが良いですね。