
中華街市場通りに新しい店がオープンした。かなり間口が広いのだが、それには理由がある。 ちょっと前まで、ここはゲームセンターだったのだ。それ以前は1階がパチンコ「ラスベガス」で、2階はダンスホール「カサブランカ」という、アミューズメントビルの魁的存在であった。 パチンコ店ができたのは昭和50年代前半だったと思うが、昔の住宅地図をみると、ここには靴屋さんと花屋さんが並んで建っており、さらにその奥には民家もあった。 これらをまとめて広い敷地が開発されたようだ。 さて、そんな大きなハコにどんな店が新たに入って来るのかと見ていたら、このような店が現れていた。 ![]() 看板には「北京烤鴨店」とある。「北京ダック店」だ。 なんだか店名らしくないが、看板が掲げられているんだから、これが正式名称なのだろう。 ![]() 見上げるとこんな看板も。 北京ダック専門の食べ放題らしい。 3680円という価格は、近頃の食べ放題店からしたら、けっこう高いようだが……。 中華の食べ放題が飽和状態になってきているので、他店との区別化を考えてこんな風にしたのかな。 ![]() 店舗横にある作業場には、焼かれる前のダックが吊るされている。 なかなか壮観である。 ![]() 北京ダック専門店とはいっても、通常の中華料理もあるようで、1980円のコースが出ていた。 ![]() こんなのを眺めていたら、「ランチもありますよ」と店頭のお姐さん。 ![]() この日は「一楽」に行くつもりだったのだが、なんとなくこちらにも惹かれてしまい、しばし躊躇する。 今週の「一楽」日替わりランチは、舌平目の揚げ物 麻辣ソースがけ、鮎の香料煮込みと炭火焼チャーシューの盛合せ、カマスの醤油炒め、スルメイカの湯引き 特製ソースがけと、連日の魚ランチなのだ。 結局、舌平目を諦め、新店舗の探索という方を選んでしまった。これがごく普通の中華料理店だったら、間違いなく舌平目を優先したのだが…… ![]() 広いフロア。 70人くらいは入れそうだ。 ![]() テーブル間はそれほど狭くはない。 灰皿を置いていないから、たぶん禁煙なのかな。 ![]() 新規店舗ではいつも食べることにしている酢豚を注文し、しばらくメニューブックを読書。 日本初、果樹の薪のみ使用…か。 しばらくすると、隣のテーブルで食事をしているグループに北京ダックが運ばれてきた。 たしかにワゴンの上で切り分けている。 ![]() これがお店の箸袋。 ん? 店名は「北京ダック専門店」なのかなぁ… ![]() 箸袋の裏。 各地にある支店みたいなのが印刷されているけど、どこも店名が違う。 【中華街店】はここ、市場通りの店なのは分かるが、 【銀座店】は店の名前が「九寨溝」だ。食べログで確認。 【赤坂店】は店の名前が「三九厨房 中華居酒屋」だ。食べログで確認。 【大口店】は店の名前が「徐福苑」だ。食べログで確認。 【渋谷店】は店の名前が「中華居酒屋 老四川」だ。食べログで確認。 う~ん。 これらが1グループを形成しているのかなぁ。 ![]() 北京ダックだけど、カナダからきているようだ。 ![]() 食べ放題のメニュー。 ![]() コース料理の内容。 ![]() メニューを読んでいるうちに、私の酢豚ランチが運ばれてきた。 一目見て、スープの壺に驚かされる。こういう容器で提供されるとは、ちょっと意外な気が。 ![]() スブタ本体。 肉は歯ごたえがないほど柔らかい。こういうのは好きじゃないんだよね。 野菜は火の通り具合がよく、歯触りが良い。 甘酢餡は片栗粉が多過ぎかな。もう少し粘度を低くした方が食べやすいね。 ![]() 食後のデザートは食べ放題だ。 冷蔵ケースにあるカップを自由に持って来て食べることができる。 柔らか杏仁とマンゴープリン。 ![]() 抹茶プリンと仙草ゼリーだ。 ![]() 北京ダックを焼く窯。 ![]() 写真を撮っていたら、作業している方がダックを取り出してぶら下げて見せてくれた。 ということで、この日は舌平目を諦めて新店舗に入ったわけだが、さて、この店、次回はどうするか。 しばらく間を置いて、陳麻婆豆腐を食べてみるかな。 ![]() |
し そんなに「北京ダック」ばかり食べるものでもないでしょ
うし金額を考えると それほど魅力が有るとは思えませ
ん。
何か秘策というか 特別な魅力でも有るのでしょうか?
北京ダックは好きなメニューです。
以前、新横浜にあった同様の店でコースに添えてもらったら、皮と肉を食べた後のガラまできちんと別メニューに仕立て上げて出してくれました。
和食のイメージの鮎を中華料理で使うなんてすばらしいです。
しかも、それがランチメニューなのですから。
でも、食べられませんでした。
そうですよね。
北京ダックばかり食べてもしょうがないでしょうから、
他のメニューも用意しているのだと思います。
でも、そうなると他の食べ放題店との差が無くなってきます。
北京ダックを突出させた食べ放題なのでしょうかね。
箸袋の裏に印刷された店との関係が知りたいです。
私はそんなに好きというわけではないので、
食べ放題でなくていいです。
ここはむしろ、あの広さを利用してシアターレストランなどができたら良かったと思っています。
会芳楼の再現ですね。