
6月頃にオープンした「張記小龍包」。 この店を語るには、まず場所を確認しておく必要があるだろう。 というのも、ここが中華街なのか、あるいはその外なのかという微妙な位置にあるからだ。 お店の入り口は、完全に本町通り(旧コンテナ街道)に向いている。隣の刀削麺屋さんと同じような立地である。 だが、中華街発展会のHPを見れば、このように紹介されているので、ここも中華街エリアなのだろう。 さて、この店は看板にもあるとおり上海料理店である。しかも「張記小龍包」という名が示すように、点心を“ウリ”にした店らしい。 なんだか気になる店なので、しばらく通ってみた。 ![]() 店頭に置かれたセットメニューの案内板。 五目うま煮麺(700)、海鮮タンメン(700)、タンタンメン(650)、パイコー麺(750)、土鍋四川麻婆丼(600)、土鍋トンポーロ―丼(750)が基本メニューで、それに小龍包(+300円)、水餃子(+150円)、半炒飯&餃子(+400円)、月餅(+200円)が付けられる。 ![]() 週替わりランチもある。 500円~700円という価格帯は、香港路や市場通り並みだ。 やはり立地的にあまり良くない場所なので、このような設定になるのかな。 ![]() 店の構造は、入り口を入ってすぐ右側に点心の作業&調理場。 細長いフロアの手前にテーブル席が10人分くらいだろうか。右奥にも10数人分のテーブル席。その対面が厨房になっている、オープンキッチン方式だ。 そんなことを確認しながら、一応、「店名に敬意を表して」おすすめの小龍包を注文。というよりも、“6個720円のところ7月15日までは600円”の期間限定サービスにつられたというのが本音か。 これは店名に使っているだけあって、なかなか美味しかった。 ![]() 翌日はランチメニューから「鶏肉の辛子炒め」(550円)を食べてみた。 料理そのものは普通に美味しい。ただピーナッツの分量はもう少し少なくてもいいように感じた。 高菜は、なかなか美味しい! まあ、550円のランチとしては、かなり上位にランクされるものだと思う。 ![]() 問題はスープだ。ご飯茶碗に注がれているのはご愛嬌としても、かなり“ぬるかった”! 料理以外の面でどうかというと、この日は他のお客が14人も入っていて、オペレーションが混乱していた。オープンしてから間もないので、これは仕方ないのかもしれないが…。 テーブル上には灰皿が置いてある。狭い店内ではあるが、それほど煙の被害は感じなかった。 それよりも、すごいのは油煙だ! 排気がウマくいってないのかな、これだけの人数分を調理するとなると、その煙は相当なもの。 オープンキッチンなので客席に充満し、お姉さんが思わずドアを解放。 開店当時の「双明楼」を思い出した。 ![]() 翌週は麺を試してみた。 五目うま煮麺(700円)。 このスープは大好きな味だ! 美味しい。 具も丁寧に処理されたものが豊富に使われている。 これは冬の定番にしたいかも。 ![]() 翌日は暑い日だったので、Dランチにしてみた。 上海葱油冷麺+スープ+餃子2個。 これで550円とは嬉しい。 ![]() 蒸し鶏、キュウリ、高菜がのっている。 これらを麺と一緒にワシワシとかき混ぜてからいただくと… 美味しいじゃないか。 スープは、やっぱりぬるかったけどね。 ![]() これは冷麺というよりも、和えそばという方が分かりやすい。 ![]() セットで付いてきた餃子。 美しい容貌だ。 ![]() 焼き方もいいんじゃない。 そして、美味しいし…。 ![]() 定食的なランチ、汁そば、和えそばを食べてきたので、この日はランチメニューから「上海焼麺」にしてみた。 この表示だけでは、単品なのか、スープが付くのかは不明だが… ![]() 焼麺の前に、こんなのが出てきた。 ワカメと豆腐の味噌汁! でも、やっぱり…ぬるい… ![]() 「上海焼麺」登場。 思ったとおり、これも私の好きな味だ。 ![]() そして翌週。 中華冷麺というのが出ていた。 前の週に食べた葱油冷麺は和えそばだったので、こちらはよくある冷やし中華かと思って注文してみたら… ![]() 上から見た感じは、たしかに冷やし中華のようだが… 麺と具を混ぜ混ぜしてみても、あまり汁気が感じられない。 これもまた、和えそばだったのである。 でも、美味しい。 春巻きが2個ついて600円とは、なかなか上等なランチであった。 ![]() なんだか、不思議な店である。 ぬるいスープはご飯茶碗に入れられているし、冷たいお茶は和風の湯呑茶碗! 二人いる姐さんは酒屋の前掛けなんかしちゃって、中華っぽくないし… 店舗はバス停から5歩。 中華街の中で、交通機関からの距離が一番短い料理店じゃないのかな。 なんだか興味が尽きない店である。 ![]() |
北京飯店さんも ランチの値段が下がったなぁと思ったんだけど さらにその上をいくCPですねぇ・・・。 バイクだったら停めて食えるかなぁ・・・。
あのラーメン屋さんは閉店しましたよ。
たしか、この場所か隣かな…
ここは位置的に微妙ですね。
継続してくれたらいいのですが。
点心、見た目にも美味しそうですね。
夏場はわざとヌルい味噌汁派な私向きのお店です(笑
ここは、あまり強引な客引きをしません。
メニューを眺めている人に声をかける程度です。
味噌汁は、どうせなら宮崎名物の冷や汁にしてほしい。
明日から短いお盆休み … せめて中華街ぐらぃは行こーっと ♪
じっくり中華街ツアーを楽しんできてください。
パソコン開いたら、こうなりました。
というよりも、ヌシさん、5時前から起きているんですね。
が繁盛し街として中華街の発展に繋がるならば こ
こ辺りは十分「中華街」の範囲として許容できると
思います。
「野毛」と呼ばれる呑み屋街も感覚としては町名で
は野毛町だけでなく(人によりますが)宮川町や花
咲町も含まれますから。
発展会のどなたかが、おっしゃっていました。
門を結んだ線の中が中華街だと。
でも、私は違うと思っています。
そんな線引きできるわけがありません。
ご指摘のとおり、野毛だってファジーです。
宮川町、日ノ出町、花咲町・・・全部を取り込んだエリアですもんね。
だからこの店「張記小龍包」も中華街内だと思います。
まあ、そんなことはあまり重要なことではありませんがね・・・