
2007年1月4日、「梅蘭本館」の前を通ったら、このような行列ができていました! 30人は並んでいるでしょうか。お正月ということで、観光客が大挙してやって来ているのです。そんな彼らが目指す店は、この梅蘭焼きそばで有名な「梅蘭」のほか、牛バラそばの「海員閣」、水餃子の「山東」、海老ワンタンの「慶華飯店」etc…。![]() この行列を見たら「梅蘭市場通り店」も見に行きたくなりました。それがこの行列です。日陰になって見にくいでしょうが、野鳥の会で鍛えたこの眼で数えたら、なんと、52人も並んでいるのです!!!!!!!!! ![]() この人たちのお目当ては、おそらく「梅蘭焼きそば」なのでしょうね。これだけマスコミで宣伝されていると、どうしても食べたくなってしまうのが人情というもの。それは仕方ありません。私だって「Hanako」や「YOKOHAMA ウォーカー」で紹介されると、すぐにでも食べに行きたい衝動に駆られますから。 でも、結局は各誌に掲載されていた記事を確認しに行っただけ、ということが多いのも確かです。旅行案内書を見て、景勝地を訪れるのと似たようなところがあるかもしれません。 こんな行列を尻目に、今日私が入ったのは「雲龍」。「梅蘭市場通り店」の真向かいにあります。滅多に観光客の来ないこの店は、やはり先客が二人だけでした。 ![]() ここの排骨麺は私の好きな一品。カレー風味の利いた骨付き豚肉に、透明感のあるスープが絶妙にからんで、一口ほおばれば口中に美味しいハーモニーが流れます。排骨麺に関しては「三和楼」と並ぶ中華街の両雄といえるでしょう。 半分ほど食べ進んだころ、排骨をスープの中で2,3度泳がせます。そうするとカレー風味の混じったコロモが剥がされ、まるでタヌキ蕎麦の天カスのような状態になって、フラフラとスープの表面に漂ってきます。このホロホロとしたコロモとソバを一緒にすするのが、またたまらなく旨いのです。 こうしてしばらく“タヌキ蕎麦”を楽しんだら、再び排骨にかぶりつく。こんな食べ方が、この店では似合うのです。 ![]() |
今年もよろしく。
私も以前はここの牛バラそばが好きだったのですが、今ではパイコー麺です。