鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

12時半ごろ自宅を出た。

2007-10-05 20:58:28 | 直言!
久しぶりに奥の席に座って新聞を2紙読んだ。
それから読みかけの単子本を読もうと思っていた。
そしたら50歳の時にスポーツクラブで一緒だった婦人がこられて「久しぶり」と行って座られた。長いこと看護師でトップまで上りつめて退職されて今は悠々自適の暮らしをしておられる。大阪の病院勤務で生野区に近い病院で在日同胞の入院患者を通して1世の生き様をつぶさに見てこられた人である。
2時になったら自宅に戻ろうと思っていたら3時まで話してしまった。
しまったと心の中で思いながら3時に双方喫茶店を出た。
その後100円ショップで取材ノートを買って本屋さんに急いだ。ゆっくり見る時間がなくて在日コリアンに関する書籍棚を見て1冊だけ本を買ってすぐでた。
そして次は文房具屋に行ってコピーをとった。
それからだ。
スーパーによっておでんの食材など急いでバス停に急いだ。
中循環がまだこない。
ベンチで腰かけて待った。
となりの日本人の高齢者と話していると夜間中学校に通う1世のハルモニが来た。私の隣に座った。
84歳にしてまだ元気に通っている。
学校に行くのが楽しみだという。
そしたら日本婦人は夜間学級で勉強していることをしつこく聞く。
そして「えらい。えらい」と褒める。
これはいいがまだ夜間中学校で勉強している意味が理解できていない。
私は「識字ですから」とそれ以上話さないで1世のハルモニと話す。
そしたらハルモニの日本語が韓国語訛りの日本語とようやく気がつかれた。
「そして日本語を勉強しているのですね」と小さな声で言われた。
やっと気がつかれた。
1世の識字教育に気がつかれた。
そしたらその婦人は「道理で若い」と褒められた。
私から見たらちっとも若くない。その日本婦人の方がずっと若い。
1世のハルモニの顔は皺が多くて苦労を乗り越えてきた顔である。
そして日本の婦人はバスが来るのか席を立たれた。
1世のハルモニに「体に気をつけてがんばって下さい」といわれていかれた。
けれど1世のハルモニは強い。
韓国訛りの日本語を堂々と話してその日本語で出自を明らかにされた。
そして夜間中学の通学に1世がのりこえてきた人生の重みを理解されたようだ。
1世の生き様はすごいなとまた改めて思った。

その後、中循環バスにのるためにバス停で並ぶ。
それにしてもバスに乗るときに日本婦人の高齢者のマナーはずるい。
そして若い人も列の順番にきちんと並ばないといけないのに離れて並んでいる。そして年寄りが割り込んでいったらむくれている。
私は「きちんと列に並んで。そうしないとおばあちゃんたちが列をおかまいなしに前にいって乗り込むから」と言った。そしたら前の列に並びかけるが高齢者の婦人は横からどんどん割り込んで乗っていく。
私は両方の手に買物の荷物を持ってずっと並んでいるのにそんなこともお構いなしにどんどん横から割り込んでいく。
さすが年輩者の中にはそんな割り込みをした婦人を見ていたのかそんな人たちがバス停を降りるときに一斉にその人の顔を見ていた。
みんなわかっておられたのだ。
バスに割り込んで乗車する高齢者が今もたえない。
ただここで記述をしておこう。
青山行きや天理行きのバス停など若いサラリーマン帰りの人たちはみんな行儀よく並んで順番に乗っている。
どちらかというとサラリーマンが秩序を守っている。

高齢者だから許される、許してもいいと思っているがあまりにもあつかましくわかっていてそれを繰り返している人はいつも同じ人である。
そんな不愉快な気持ちで自宅にもどってきてメールの送受信を処理して電話連絡をして電話を着ると5時半、あわてて夕食、おでんの食材づくりをした。

玄関の戸は網戸にしたままだった。
玄関の戸を閉めるために玄関に行った。

6時過ぎてくるとあたりは暗闇になっている。
生駒山の夕暮れが生駒山の稜線にくっくりと夕日の間にシルエットで美しく影絵のようである。
思わずカメラを持ってきて写真に撮った。
あわただしかった今日の私の1日、忙しい生活を吸い取ってくれそうだ。
こんな夕日のシルエットはそう何回も見られない。
冬になると見られないだろう。
一時の季節の黄昏、こんなふうに老いていくのだろうか。
興味深いシルエットだった。

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