今日は渋川市にある『小林きもの学院』の免状授与式と新年の集いが行われ、お祝いの気持ちを込め、歌を歌わせて頂きました。
今回は母の着物で、琉球王朝時代に沖縄で生まれた紅型(びんがた)の着物を纏いました。
この蝶の模様がとても気に入っています。
帯も、蝶の刺繍帯を合わせてみました。
昨年末のプッチーニのリサイタルでもお話しましたが、
蝶々夫人のモデルと有力視されているトーマス・ブレーク・グラバー夫人の『つる』の家紋がこれに良く似ています。
参考までに、蝶紋に興味ある方はこちらをご覧ください→蝶紋(グラバー・ツルもこのリストに載ってます)
免状授与式の後、お茶席、お香席が設けられ、
優美な時間を過ごしました。
茶道定番の茶花である侘助、桃色がとても綺麗で、雪柳とよく合ってます。
手前の貝にはお香が入っています。
お薄茶は『都の昔』(大正園)
主菓子は『菜の花』
私がとても興味を持ったのが、この蓋置
写真では分かりにくいですが、立ち鶴の形にくり抜かれています。
今回も伊香保にある『竹久夢二伊香保記念館』の小暮館長さんご夫妻がお見えになり、
色々とお話をして下さいました。
『館長のひとり言』という本は昨年、夢二記念館で購入しまして、今年、第2巻が出版されました。
この本は何度も何度も読み返したい本の一つです。
直筆でメッセージまで添えて頂きました。
会食が始まりました。
素晴らしい地唄舞も披露され、その後私が演奏をさせて頂きました。
着物という素晴らしい日本の伝統文化を継承して行くに相応しい、
伝道者としての特別な使命を帯びた人達との集いの時は私にとって充実感と、優美で優雅なひと時となりました。
また、この様な素晴らしい節目の時に、私を招待頂き、演奏させて頂けることを心から光栄に思っています。
小林先生の言葉で
『知識は優しさに変わり、そして美しさになる』
常に心に留めて置きたい・・・・