ソプラノ歌手 山田 由紀子 “歌に生き 愛に生き” 万物の命が共生・共存・共栄し調和する社会を目指して

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竹久夢二伊香保記念館の勉強会

2013-08-09 | 日記

月に一度の竹久夢二記念館、館長さんによる勉強会

母と二人で出掛けてきました。

今日の絵は『壺屋の夏』

スタッフが襖を左右対象に開けると、和室奥の床の間の掛け軸に飾られて、

そのオーラというか・・・発散されるエネルギーというのは言葉では表現できません。

本来はガラス越し、あるいは印刷やプリントでしかお目見え出来ない本物の絵を

ダイレクトに鑑賞するのはこんなにも心が引き込まれるものか・・・と。

床の間には季節の生け花が飾られています。

キキョウとみょうがの葉がバランス良く籠に活けられ、夏の涼しげな雰囲気を添えています。

この絵を見て皆様はどんな事を感じますか?

私は背景の壺、そしてその数、壺に描かれている絵に先ずポイントを置きました。

壺というのは何の象徴なんだろう?

 貯蔵?熟成するもの?寝かしておく・・・色々な意味があると思いますが、

夢二の事ですから、

彼女が過ごした夏の数々の想い出なのかな・・・と思いました。

その思い出をそっとしまい、何故か濃淡の着物の裾からチラッと覗かせる真っ赤な長襦袢は・・・

ここが何ともニクイ所ですね。

そして真っ赤な腰紐と真っ赤な口紅。

上から下に行くほど赤が大きくなる。

見れば見るほど想像が膨らみ、私の中では大好きな絵の一つになりました。