アジア映画巡礼

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今週は『SALAAR/サラール』が来る!①ジャガパティ・バーブからのメッセージ

2024-07-01 | インド映画

本日は、『チャーリー』と『PS2:大いなる船出』という2本のインド映画を劇場で見てきました。やっぱり映画は大スクリーンでなくっちゃ、ですね。特に、『PS2』は初めて行った横浜駅近くの映画館だったので、おお、こんな劇場がまだ残っていたのか、と嬉しくなり、ファンになってしまいました。MOVILムービルという独立した建物の映画館で、中に5つスクリーンがあります。しかも、500席台のスクリーンが2つに、あとは300席前後のスクリーンが3つ。これを満席にするにはかなり厳しいものがあると思いますが、シネコンではあるもののミニシアター的であり、何と言うか昭和型シネコンとでも言いたくなる面白い空間でした。

というわけで、7月1日の1,300円という特別料金で見たわけですが、我々シニアは普段と同じ料金です、てか、シニア料金1,200円だったのが値上がりしたのね! 年金生活者にはイタい値上がりです。しかし、今週はもう1本、『SALAAR/サラール』を見なければならぬのじゃ。一度試写で拝見しているのですが、あの映画もえりゃー歯ごたえのある映画で、一度見たぐらいでは細部が理解できません。というわけで、理解するためにももうちょっとブログ記事を書いておこうと思います。本日はまず、今日YouTubeに上がった、出演者ジャガパティ・バーブからのメッセージをご覧いただき、この名優のご紹介をちょっとだけしておくことにします。

『SALAAR/サラール』ジャガパティ・バーブコメント映像

 

インド映画ファンなら、特にテルグ語映画ファンなら、この人の顔を知らないともぐりですね。『ランガスタラム』(2018)の尊大で残酷な地主というか村の長を憶えておられる方は多いと思います。そのほかに『アラヴィンダとヴィーラ』(2018)や、珍しく悪役ではなかった?『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者』(2019)など、ものすごい数の作品に出演しています。『SALAAR/サラール』の公式サイトによると、「1962年アーンドラ・プラデーシュ州マチリーパトナム生まれ。父はプロデューサー・監督。『Gaayam』(1993、未)のヒットでスターとなり、以降テルグ語映画界でアクションもロマンスもこなすヒーローとして活躍。2011年頃に転機が訪れ、2014年からは悪役をメインとするようになる」と紹介されています。え、昔は二枚目役者だったの? と探してみると、こんな写真が。

白髪、白鬚になり始めた頃から、悪役が回ってきたのでしょうか。悪役にしておくにはもったいない眼光の鋭さだと思います。でも、さっきのメッセージを見てみると、普段はソフトで愛嬌もあって、クセ毛がかわいいイケおじ役者、という感じですよね。でも『SALAAR/サラール』で演じる役も、カンサール国の強権的な元首ラージャ・マンナルなので、いつもと同じく強面の役柄なんですが。このカンサール国というのがクセもので、この国のシステムを理解しないと人間関係がつかめない、というやっかいな存在なのです。劇場用パンフレットを頼みにしているのですが、『K.G.F:CHAPTER1&2』の時みたいに、3回ぐらい見ないとダメかも知れません。皆さんもがんばって下さいね。

こういうインド映画ファンの心配に応えるためにか、配給会社のツインさんが次々と本編映像をアップして下さっています。これも少しずつ見ながら、事前学習をしていって下さればと思います。公開日まで、1日1本ずつアップしていきますので、ご覧になって下さいね。まずは、主人公のデーヴァ(プラバース)が、ラージャ・マンナルの息子ヴァラダ(プリトヴィラージ・スクマーラン)と共にカンサールに戻ってくるシーンです。

インド映画史上最大のセットを見逃すな!映画『SALAAR/サラール』本編映像

 

カンサールの女たちの行動は、もう少し前を見ないとおわかりいただけないと思いますが、これはご覧になってのお楽しみ、ということで。それにしても、プラバースの撮られ方、カッコよすぎですねー。やっぱりヤシュより、一日の長がある、というところ。では、続きはまた明日(か、明後日)に。

 


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