特典映像が山盛りのインド映画『きっと、またあえる』(2019)のBlu-rayをいただきました。ファインフィルムズ様、ありがとうございます。実は、ソフトが出ているのを全然知りませんでした。何てうかつな私! さらに驚いたことに、レンタルは12月2日(水)からすでに開始されているそうです。読者の皆様、情報が遅くなってすみません。こんなジャケットです。Blu-rayとDVDの発売予定は、2021年1月8日(金)です。
最初に書いたように、特典映像が山盛りなのにもびっくりしゃっくり! ソフトのデータご紹介と共に、長い長い特典映像リストを書いておきましょう。
『きっと、またあえる』 公式サイト
2019/インド/ヒンディー語・英語/143分/原題:Chhichhore
監督:ニテーシュ・ティワーリー
出演:スシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、ヴァルン・シャルマ、プラティーク・バッバル
配給:ファインフィルムズ
ソフト発売・販売元:ファインフィルムズ
※1月8日(金)発売予定
<特典映像>
・キャラクター紹介映像
・『きっと、またあえる』応援団
・キャラクターメイキング映像
・ニテーシュ・ティワーリー監督 日本公開向けメッセージ
・劇中歌 WOH DIN
・エンディングソング FIKAR NOT
・FIKAR NOT メイキング
・公開一周年記念映像
・オリジナル予告編
以上計23分
とっても楽しいのは「FIKAR NOT メイキング」で、こちらのブログ記事にも書いたのですが、ボスコ&シーザーの手腕がよくわかります。YouTubeで見た時と違って、日本語字幕があるから一層理解が深まりますね。『きっと、またあえる』に関しては、緊急事態宣言で公開が延びたこともあって、思いっきり記事をたくさん書かせてもらい(その全貌はこちら)、そのためにYouTubeにアップされている映像とかを探しまくりました。そんな私ですら、見たことがない映像が今回の特典映像に含まれています。それが「『きっと、またあえる』応援団」と「公開一周年記念映像」です。「――応援団」の方は、大学の寮対抗スポーツ合戦を応援する主人公たちのとても楽しい映像(でも、言葉がアブナイ)シーンのメイキングのようです。
一方、「公開一周年記念映像」はちょっと複雑な背景がありまして。
『きっと、またあえる』がインドで公開されたのは、2019年9月6日。何でわざわざ、公開一周年を記念した映像が作られたかというと、実は主人公アニ(アニルッド)を演じたスシャント・シン・ラージプート(上写真)が、2020年6月14日に亡くなってしまったからなんですね。それも、当初は自殺とされたのですが、のちに警察が捜査に乗り出すという事態になります。そして自殺であることを検証していく過程で、麻薬事件が明るみに出て、スシャントの恋人だったと言われるリア・チャクラヴァルティーやその親族らが逮捕されます。結局、スシャントの死は自殺であったと結論づけられるのですが、この事件は本年最大のボリウッド・スキャンダルとなりました。また、スシャントの死は、自分のキャリアがボリウッドの縁故主義(ネポティズム)によって損なわれたため絶望的になったから、という説も出て、一時ネポティズム批判の嵐が吹き荒れました。そんなこともあって、「スシャントの魂よ、安らかに」という思いを込めて、「公開一周年記念映像」が入れられたのでは、と思います。
ニテーシュ・ティワーリー監督(上写真)の、8月21日の日本公開直前にアップされたご挨拶は、皆さん公開当時にチェックなさったことと思います。2年前に日本旅行した時の感動エピソードを語ってくれるという、かなり長めかつ心動かされるご挨拶でした。新型コロナウィルスの感染拡大さえなければ、監督は日本にプロモーションに来て下さったかも知れません。いつか監督ご一家には、またぜひ日本に来ていただきたいですね。そんなこんなで、23分たっぷり楽しめますので、お年玉を貯めてぜひお求め下さい。ただ、今回はアマゾン沼での取り扱いがないようで、DVDにも特典映像が入っているのかどうか不明です。他のソフト販売サイトって、情報の載せ方が不十分なんですよね。
と、あちこちの通販サイトを見ていたら、ファインフィルムズの公式サイトが、公開時に劇場で配られた歌詞カードやクリアファイル込みの特別セットを販売中。こちらでチェックしてみて下さいね。最後に、「エンディングソング FIKAR NOT」の動画(YouTube版なので字幕なしですが)を付けておきます。来年も、「心配するな」精神で行きましょう!
Full Song: Fikar Not | Chhichhore | Nitesh Tiwari | Sushant, Shraddha | Pritam | Amitabh