日本で初めて公開されるパキスタン映画『娘よ』は、本日3月25日(土)より岩波ホールで上映されます。幼い娘に理不尽な結婚を強いられた母親が、娘を連れて逃避行をする、というドラマチックな本作は、パキスタン北部の美しい風景や、部族問題、女性問題等パキスタンが抱える様々な問題も見せながら、一人の女性の強い心を描いていきます。公式サイトはこちら、劇場サイトはこちら、このブログでのご紹介はこちらです。
© 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
この映画を見て、女性監督アフィア・ナサニエルの力量に瞠目した私ですが、それと共に、パキスタン映画ニューウェーブの流れが一段と確かなものになった、という確信も持つことができました。そんなお話も含めて、上映期間中の来週金曜日、3月31日に短いトークを劇場でさせていただきます。またその前に、3月28日(火)には、映画評論家の佐藤忠男さんのトークもあります。関心がおありの方は、どちらかの上映にぜひお越し下さい。
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『娘よ』トークイベント
日程:3月28日(火)11:00の上映終了後(12:35~12:50予定)
ゲスト:佐藤忠男さん(映画評論家)
日程:3月31日(金)11:00の上映終了後(12:35~12:50予定)
ゲスト:松岡環さん(アジア映画研究者)
いずれも、その後の回、13:00~のチケットをお持ちの方もご参加になれます。
上の写真のアフィア・ナサニエル監督も素敵な方でしたが(「女性のひろば」4月号にインタビュー記事があります)、主人公を演じる女優サミア・ムムターズの凜とした美しさは強い印象を残します。初めてのパキスタン映画との出会いを、ぜひ『娘よ』で実現させて下さいね。予告編を付けておきます。
日本で初めて公開されるパキスタン映画/『娘よ』予告編