コロナ禍で、その存在が一段と注目されるようになった配信事業。拙ブログでも、インドの配信事情のあれこれを、こちらやこちらでお伝えしていますが、雑誌「サイゾー」がその大手の一つ「Netflix/ネットフリックス」にメスを入れてくれました。2月18日発売の3月号です。
この「Netflix危(丸囲み)ガイド」の記事のうち、アジア映画と関連するのが次の3本です。
①『梨泰院クラス』だけじゃない 配信で見る最尖端の韓国ドラマ
②【COLUMN】Netflixが500億円を投資! インド映画市場の変化と裏側
③台湾からノリウッドまでNetflixで見られる非英語圏の名作
①は映画ライターの佐藤結さん(アジア映画全般に詳しく、韓国関係は延世大学に留学経験があるため特に詳しい)とライターの小田香さん(韓国映画とドラマに非常に詳しい)の対談で、最近の韓国ドラマの注目作品を取り上げています。『梨泰院クラス』と『愛の不時着』は皆さんもご覧になったと思いますが、まだまだいっぱいあるんですね、面白い韓国ドラマ。『サイコだけど大丈夫』と『賢い医師生活』はぜひ見てみようと思います。パク・ソジュンとヒョンビン、それからパク・ボゴムとキム・スヒョンが「新・韓流四天王」と呼ばれていることも初めて知りました。その他、ディープな情報が満載のお二人の対談、韓国ドラマ好きの方は必読です!
②はライターの飯田一史さんがオンライン取材して下さって、私がいろいろお答えしたことが記事にたくさん使われています。でもこの飯田さん、非常によく勉強してらして、こちらもいっぱい教えてもらいました。ネトフリのインド関連コンテンツでは、幼児向けアニメ『マイティー・リトル・ビーム』が世界的に人気がある(上のポスター。ちびビームのキャラがとってもカワイイ)とか、『ボリウッド・ワイフ ファビュラスな日々』が興味深い(下のポスター。俳優チャンキー・パーンデー『SAAHO/サーホー』の妻、俳優サンジャイ・カプール『ミッション・マンガル』の妻、サルマーン・カーンの弟スヘール・カーンの妻、そして元女優のニーラムという4人のセレブ女性が交流する日常を描く。シャー・ルク・カーン夫妻も出演)とか、私もすごく勉強になりました。
③はトルコのドラマや映画からノリウッドことナイジェリアを舞台にした作品まで、残念ながら台湾映画やドラマは出てこないのですが、あまり知られていない国の作品にスポットが当てられています。
とまあ、ネトフリを斬りつつも、返す刀を見てみればその功績というか存在意義も反射させている、という記事になっています。ご興味がおありの方は、ぜひご一読下さいね。最後に私がイチオシして、記事でも取り上げてもらった『不徳のアンソロジー(Paava Kadhaigal)』(2020)の予告編を付けておきます。
Paava Kadhaigal | Official Trailer | Gautham Menon, Vetri Maaran, Sudha Kongara & Vignesh Shivan
まだまだ続くマスクの国暮らし。海外に行けない憂さは、ネトフリで晴らしましょう!