しーさるの鉄日記

リニューアル後のてっばくへ(ジオラマなど)


今日は鉄道博物館にリニューアル後初めて出かけることにした。

着いたのは13時55分だったので、すぐにジオラマショーを見ることにした。ショーが始まる寸前だったが、入り口から離れている席を容易く確保した。ジオラマは先代より15%拡大したが、あまり広く感じなかった。

ショーは6時ちょうどの『はやぶさこまち』の出発から開始、万世橋時代は新幹線がトリだったのと対象的だ。バックにはイメージ画像が映りだす。6時ちょうどの『はやぶさこまち』は臨時だけだが、6時にならないと、新幹線が動かないことを強調したいのだろう。そのあとの分割は、新しいジオラマの売りである。

そのあとは複々線区間を山手線E231、京浜東北線E233が走行、さらに湘南新宿ラインE231が走るようになる。特急はE259、E657、そして去年引退したE351が走行、E351のイメージ画像には301系の姿もあった。さらに、山岳区間では碓水峠のアプト式列車が走り、キハ58がスイッチバック、夜になって、唯一の夜行となった285系が走り、保守車両が走ってショーは終わった。

ジオラマの中心には7面14線の鉄博新都心駅、複々線が並ぶところには、電車線のみ2面4線の動物園前駅がある。ただし右手前の動物園は正門の位置から新都心駅の方がアクセスが良く、スタジアム前といった感じがする。奥の方には新幹線のパノラマ高原駅、その他にも在来線の駅が2つあった。さらに烏山線をイメージした充電設備付きの駅もあった。車両は先述のJR車の他、東武100、近鉄50000、京王8000があり、ショーが終わったら、京急2100も走っていた。ジオラマから離れたところには、583やE231の6扉車があり、まるで北長野のようだった。結局、ショーが終わった後も30分ぐらい滞在してしまった。

鉄道史の長いパネルを見ながら、15時の蒸気機関車転車ショーを見物、7分ほどで回る間に汽笛を4回鳴らした。鉄道史には特に注釈がなかったが、1960年くらいから、その年のローレル賞、ブルーリボン賞をパネル展示していた。鉄道史は2030年まであり、リニアの開業や北陸新幹線の敦賀延長に対応していた。


通路を渡って、去年7月に増築された南館へ。屋上で『やまびこつばさ』を見物したあと、3階の歴史ステーションから周ることにした。

歴史ステーションは、日本の鉄道の歴史を『手作りの鉄道黎明期』『国産技術の確立期』『鉄道輸送の黄金期』『世界一への飛躍期』『未来への蓄積期』『多様化する鉄道成熟期』6つのゾーンに分けて展示している。『国産技術の確立期』だけが、1890年から1930年の40年で、それ以外は20年区切りとなっている。つまり、『鉄道輸送の黄金期』は戦後復興まで、『世界一への飛躍期』はヨンサントウ改正まで、『未来への蓄積期』は分割民営化までということにる。その前のプロローグとして開業までの前史を展示、真ん中には増上寺の鐘の複製が置かれていた。開業前の太陰暦の頃には鐘を愛宕山に移して、それを発車合図にする予定だったが、立ち消えになったそうだ。

6つのゾーンでは、その時代の改札と駅事務室を再現、改札後ろのスクリーンには時代毎に発着する列車とその列車を利用する客のCGが映し出されていた。展示フロアを囲むように、『建築』『電気と電車』『車両』『土木』『信号』『営業・サービス』と分野ごとの出来事を路線図のように細かくパネル展示、その前にはその頃使われていた装置、資料が展示されていた。また真ん中にはタッチパネルでその時代の車両、建築物などを説明するものがあった。

『国産技術の確立期』には引き出しがあり、開けると『東京~上野間の高架計画』や機関車などの図面が入っていた。40年と長く、資料が入りきれないから、このような形になったのだろうけど、説明も何もないから知らずに通り過ぎるところだった。信号とか自動連結器とか充実しているからな。『鉄道輸送の黄金期』は、戦時下を含んでおり、弾丸列車の模型もあった。
そして新幹線が開業する『世界一への飛躍期』、入口は集団就職の上野駅をイメージしている。高速記録のプレートなど新幹線関係の資料だけでなく、首都圏の五方面作戦などの在来線の資料も見ることができた。駅窓口には昭和30年当時のミニ時刻表があり、中を見ることができた。相生駅の反転フラップ式案内表示機はここに置かれていたが、万世橋の時のように動かすことはできなくなった。
『未来への蓄積期』のスクリーン画像は200系が発着する東北新幹線の駅、窓口には懐かしい券売機とマルスがあり、昭和52年の時刻表が置かれていた。窓口の上には大磯駅の運賃表があった。会社連絡線も再現してくれれば完璧だったのに。未来への蓄積は、205系の投入、青函トンネル、瀬戸大橋の開業といった技術的な蓄積もあったが、国鉄末期の負の蓄積もあり、そのポスターが印象的だった。そして、旅立ちJR号、謝恩フリーきっぷに付いてきた路線図とともに分割民営化を迎える。JRも30年経過し、その歴史ももう展示物になってしまうのかなという『多様化する鉄道成熟期』オレンジカードなどが展示されているが、JR各社のポスターがやたらと目立った。他のフロアに比べ狭く時間がかからないと思った歴史ステーションは結局40分ぐらい見てしまった。

2階は、西側が仕事ステーションの運転シミュレーター、205系や211系のシミュレーターが北館から移されただけでなく、E5のシミュレーターや運転士体験教室が新設された。いずれもすぐに満杯になっているし、シミュレーターに興味ないので通りすぎた。東側は未来ステーションとなっており、QRを読み取ることで自分のアバダーを未来の世界に送り込むことができるとのこと。ここも通りすぎたから、そういった説明は見てなかったけど。運行中の列車の位置情報、遅れとか未来のことだと思ったけど、今は東日本エリアの全ての路線で行なっているからな。

1階は、真ん中にE5のモックアップや400系、その西側に仕事ステーションがあり、北館の209系と車掌体験、南てっぱく駅、信号システムの模型とかはここに移されてきた。屋外にはランチトレイン2種類2両ずつ、『しおさい』の方は簡易リクライニングだが、テーブル席になっており、家族連れにはうってつけである。『あずさ』の方はリニューアル車でシートはフリーストップのリクライニング、床高さも嵩上げされている。それに並んでE1があったが、中に入ることができなくなった。

シミュレーターがなくなった北館1階は、2年前に水玉ラッピングされた103系やプラレールのあるキッズゾーン、それにキッズカフェが併設された。あまりにも場違いなのですぐに2階へあがる。2階、3階も模型などが南館に移り、ラーニングゾーンから科学ステーションに。子供向けの説明とゲームが置かれ、遊ぶことを通して鉄道の仕組みを学べるようになっている。市の教育委員会と連携して作ったそうで、結構凝った造りになっている。第一印象としては、竹橋の科学技術館に似ていると思った。

北館は10分ぐらいに見終わり、鉄道文化ギャラリーへ。ここでは鉄道にちなんだ、文学、漫画、映画、絵画、音楽の他、立ち食いそばと駅弁といった食事について展示している。著作権の兼ね合いなのか、駅弁も含めてフロア全体は撮影NGになっている。パソコン上の展示物にいいねを付けることで、通路側の反転フラップ式いやLCDに映し出されたベストテン式のランキングに反映されるようになっている。文学、漫画の1位はドラえもん、地下鉄掘るエピソードと、ジオラマにガリバートンネルで入るエピソードは傑作だったからな。

少ない時間で、貨物の企画展と『あさって』の駅を見物し、鉄道博物館をあとにした。

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