旭山動物園を後にして、向かった先は旭岳。
大雪山系の山の一つで、山頂は標高2291m。
標高1100mの「山麓駅」までロープウェイで一気に登ります。
ふもとは木がたくさん茂った森なのですが、高度が上がるにつれて木は低くなり、次第に見られなくなっていきます。
「大雪山」って山の名前だと思っていたのだけど、1つの山の名前ではなく、旭岳をはじめとするいくつかの山の集まりを大雪山と呼ぶそうです。
この大雪山、アイヌ語では「カムイミンタラ」と呼ばれてきました。
意味は「神々の遊ぶ庭」。
ロープウェイの山上、「姿見駅」を降りると、そこはまっさらな空気のたちこめる天上の別世界。
ここから旭岳の山頂へも向かえるのですが、高い山なので登山装備が必要。
今回は一周50分ほどの散策コースを歩きました。
たくさんの高山植物が、ところどころにお花畑を作っています。
こちらはチングルマの綿毛。
もう少し早い時期に行けば白いかわいい花を咲かせていたのでしょうね。
こちらが姿見の池。火山の噴気孔が2箇所あります。
ああ、なんだろう。本当に神々の遊ぶ声が聞こえてきそう。
運が良ければエゾシマリスやエゾナキウサギに出会うことも出来るみたいです。
水面はあくまでもダーンと静まり返って空を映す「鏡池」
深い青緑色の「すり鉢池」
お花畑が沼へと誘う「満月沼」
一歩歩くたびに様々な表情を見せてくれる山です。
本当にどこもかしこも美しすぎて、ひたすら感動しました。
ガスがかかっていて遠くの山は見えなかったけれど、それもまた幻想的で素敵でした。
今思い出してもなんだか胸がつまります。
ぜひまた行きたい場所のひとつになりました。