しっとり濡れたような「ビスコース」という生地を使って作りました。
名前は"Rainy"。
身長7cmちょっとのいたずらっ子ちゃん。
今日、新しいおうちに向かって旅立って行きます。
元気でね~。
本日旅立って行った、赤ちゃんベアです。(オーダー品)
身長は8cmくらい。
おめでたい出来事の記念になるものを作らせて頂いて、
幸せのおすそ分けをもらったような気分。
いつまでもお幸せに・・・
身長3.5cmのミニミニちゃんです。
ぶら下げるチェーン付き。
首は動きません。
話は変わりますが、今日は久しぶりにパンを焼きました。
金曜日のキャンドルナイトで石釜パン作りを見せつけられ、触発されたわけです。
パン作りは全然上手じゃありませんが、それでも焼きたてのパンはものすごくおいしいものです。
今日はこのパンにハンバーグと野菜とチーズなどなど、たっぷりはさんで
「佐世保バーガーじゃ!!」と言い切る予定。
ふっふっふっ。
ようやく、テディベア創作日記の復活です。
スイス旅行の直前に作った子、"ユメ"です。
身長26cm、座高20cm。
以前に作った"ココロン"と同じ型紙、同じ素材で作りました。
シュルツ社のアルパカ素材を使用。中身は化繊綿とペレット。
ハードボードの5ジョイントで、プラスチックアイです。
鼻先の毛のカットが"ココロン"よりも「くまっぽい」感じ。
優しい雰囲気のあったかベアちゃんです。
夢見るような瞳の表情をしていたので、"ユメ"と名付けました。
「でんきを消して、スローな夜を。」
夏至の昨日、京都の静原、「CAFE MILLET」さんが主催するキャンドルナイトに行って来ました。
バスで京都産業大学からさらに山奥へ。
我が家からは2時間弱。ほとんど旅行気分・・・。
雨が降ったり止んだりでしたが、とてものどかな景色。
今回のイベントは、蜜蝋でキャンドルを作って灯し、キャンドルの明かりで石釜料理を頂きながらライブを楽しむというもの。
午後3時ごろに「CAFE MILLET」に到着して、ちょっとだけお手伝い。
(と言っても私は体調悪くてあんまり手伝えませんでした・・・)
まずは石臼で小麦挽き体験。
ほんのちょっとずつ出来上がっていく全粒粉。楽し~。
この全粒粉に手作り絞りたての豆乳と油、お塩を加えてクラッカー作り。
この石釜でクラッカーを焼くのです。
右側で薪を燃やして釜を数時間温め、火を消した後に左側の釜で焼きます。
クラッカーの完成!!小麦の味が生きた素朴なパリパリクラッカー。
香ばしくてとてもおいしかった。
そしてこちらが天然酵母で仕込んだパン生地。
今回はプルーンの酵母で仕込んで頂いたそう。
ブドウパン、ごまパン、くるみパンなど、色んな生地がありました。
これを成型して石釜で焼きます。
じゃ~ん!!とても色よく焼けました。パンのおいしい香りにお腹がグーグー。
一方、石釜と同時進行で蜜蝋キャンドル作りも。
これが蜜蝋を溶かしたもの。
蜜蝋っていうのはざっと言ってしまえば蜂の巣を溶かして塊にしたもの。
ほのかなハチミツの香りがします。
間違って食べてしまっても全く害はなく、ろうそくの他にもクレヨンやクリーム、粘土として使われたりしているそうです。
たこ糸を芯にして蜜蝋を容器に流し込むと、素敵な香りのキャンドル完成。
私はちょっと粘土遊びをしてバラの花と小鳥をくっつけてみました。
なかなかかわいいでしょ?
そうこうする間にオーガニック料理家である主催者の女性(超かわいい)のお料理も次々と完成。
でんきを消して、みんなでたくさんのおいしいお料理をお腹いっぱい頂きました。
そして、いよいよライブタイム。
鞴座(FUIGOZA)のアコーディオン担当を除くお2人が出演。
素晴らしいアイリッシュ音楽の演奏を小さなキャンドルの光の中で楽しみました。
特にジグ(舞踊音楽)はのりのりで、空いたスペースで踊り出す人たちも続出。
本当に素敵な時間を共有できました。
ただ・・・家に帰って体温を測ると38度・・・。
なんかぼーっとすると思っていたら私、熱があったのね~。
2007年 6月12日(火)
とうとう旅の最終日。
もう日本に帰るのだと思うと、朝から少し寂しかった。
残り少ないスイスの旅を最後までめいっぱい楽しむべく、この日はトラムに乗って動物園へ。
スイスの動物園は広い。
動物の数は日本の動物園とそんなに変わらないのだが、一頭一頭のためのスペースがとても広いのだ。
動物達は日本のようにせまい檻の中をノイローゼ気味に行ったり来たりしてはいない。
とてものびのびと、自然に近い状態で暮らしているように見えた。
瓜坊!?と思いきや、バクの赤ちゃん。かわい~。
孔雀が普通に通路を闊歩していた。
大サービス!!彼も人の喜ぶツボを心得ている(?)
スイスにもサル山があって、その光景は日本のものとそっくり。
ただ、サルの種類が違うだけ。
時々一斉に奇声をあげる。
ちなみにスズメやツバメ、鳩といったその辺にいる小鳥達も日本のものとは少しだけ色や形が違っているから不思議。
クマのスペースが最も大きかった。まるで森の中。
その森を覗く人間のためのスペースが何箇所かあって、人間は歩き回ってクマを探さなくてはいけない。
ラッキーなことに親子のクマを発見。
子熊がちょこちょこ走り回るのでうまく写真が撮れなかったのだが、
親熊が支えている木の枝に子熊がぶら下がって遊んでいる。
ものすごくかわいくて、しばらく釘付けになった。
もともとスイスの首都「ベルン」の名前の由来は「熊」なのだそう。
大切にされているわけである。
ぐうたらなお父さんゴリラ。
休みの日に家でごろごろしてる人間のお父さんそっくり!!
子ども達はガラスをたたいたり舐めたり、しきりにサービス(?)してくれた。
ひと通り駆け足で動物園を見てまわり、お腹もすいてきたところで、
チューリッヒの街に戻ることに。
最後の昼食はケバブサンド。
チューリッヒにはトルコから移住して来た人たちがたくさん住んでおり、
ケバブのお店がたくさんあった。
チューリッヒの街とももうすぐお別れ。
最初の日に行きそびれた教会の中に入ってみた。
シャガールが手がけたステンドグラス。
とてもシャガールらしいデザインで美しい。
チーズやヨーグルト、パンといった生もののお土産を買って、
従姉妹宅へ戻った。
荷物をまとめて、いよいよ別れの時・・・。
来た時と同じように従姉妹の義父さんが車で空港まで送ってくれた。
「うるるん」の気持ちがよくわかる。
口を開くと泣きそうになる。
お世話になった従姉妹とダンナさん、ご両親に対する感謝の気持ちが押し寄せてくる。
ホンマに、ホンマに、ありがとう!!
胸いっぱいでスイスを後にした。
2007年 6月11日(月)
スイスの西の端にレマン湖という大きな湖がある。
そのレマン湖の北のほとりに位置するのがローザンヌ。
対岸はもうフランス!!である。
この日はフランス語圏の美しい街、ローザンヌを訪れた。
チューリッヒから電車に揺られること3時間ほど。
スイスの電車は2階建でとてもきれい。
車両によって1等席と2等席に分かれているのだが、その違いはほとんどない。
従姉妹によると、ヘッドレストにカバーがかけてあるかないかの違いだとのこと。
その割に料金はかなり違うので、2等席の方がだんぜんお得である。
長距離電車には必ずトイレ(たれ流し)が付いているし、コーヒーやサンドイッチの販売もあって何だか楽しい。
新幹線ほど速くはないけれど、とても快適だ。
ただし、この日の電車の中は通常とはかなり違っていた。
遠足だか修学旅行だかの中高生がわんさかわんさか。
後ろの席に座った少年のやかましいことと言ったら・・・・・
大きな音でがんがんハードロックを聞き、音楽に合わせてぶんぶん首を振る。
もう勘弁してくれ~っ!!と叫びそうになった頃、ようやくよそのおじさんが注意してくれた。
スイスでは女の子よりも男の子の方がよくしゃべりやかましい傾向がある。
さて、お昼頃ローザンヌに到着してお昼ご飯においしいキッシュを食べた後、地図を片手に街を散策。
遠足の子ども達がいっぱい。
ローザンヌは坂の多い街である。
石畳のせまい路地が迷路のように入り組んでいて、ちょっと楽しい。
ドイツ語圏とはひと味違ったこじゃれた雰囲気が漂う。
そして、目的地の大聖堂に到着。
スイスで最も美しい教会と言われる大聖堂。
天井が高く、とても広い。
ステンドグラスの美しさはピカイチ。
ため息もののパイプオルガン。音色もすごいんだろうなあ。
珍しくここは写真撮影が許可された教会だった。
大聖堂からの景色。遠くにレマン湖が広がる。
大聖堂を後にして、メトロバスに乗ってもう1つの目的地、ウシー城に向かった。
レマン湖のまさにまん前にあるお城で、現在はホテルとして活躍している。
はずだった。
が・・・なんと、改装工事中!!
はりめぐらされた工事のネットの隙間からわずかに見えるお城で我慢するしかなかった。残念。
気を取り直して夕食はチューリッヒの近くのイタリアンレストランへ。
めちゃめちゃビッグなピザ。
右上の携帯の大きさと比べてみてもその大きさは一目瞭然。
とても食べきれないかと思っていたが、あまりのおいしさにほとんど全部食べてしまった。
ここのレストランはかなりいけていて、ゴルゴンゾーラソースのニョッキもとってもおいしかった。
スイスでは注文の時、「誰のためのこのメニュー」ということをはっきりと告げ、自分の頼んだ皿は自分だけで食べるのだが、私たちは毎食まわし食いしていた。
だって色々食べたいんだもん。
おいしい夕食に大満足で7日目終了。
2007年 6月10日(日)
スイスの日曜日は、ほとんどのお店が店を閉める。
日曜日は家でゆっくり新聞を読んだり日曜大工をしたり、
ガーデニングをしたりして過ごすための日なのだ。
だから、ヨーロッパを旅行していてたまたま日曜日にスイスに立ち寄ったりなんかした日にゃぁ、やることもなく呆然と一日を過ごさなくてはいけない。
スイス旅行をお考えの方々、曜日にはご注意を・・・。
さて、私たちはというと、従姉妹のダンナさん(ブルちゃん)の車でまずは小高い丘の上の城跡へ連れて行ってもらった。
奥に見えるのが中世の(だったと思う)お城の塔。
汗をかきかき、せまい階段でこの塔に登ってみた。
この日は天気も良く、きれいに街が見渡せた。
空が広い!!
しばらくぼ~っと景色を眺めた後、今度はコープ(スイスにもコープがある)の駐車場で開催されているフリーマーケットへ。
ふっふっふっ。
ブルちゃんは「こんなのゴミばっかりだ!!」「俺はゴメンだ」と1人で実家に帰ってしまったが(ブルちゃん、ごめんっっっ)、
私にとっては宝の山!!とまでは言わずともかわいいものがいっぱい。
アンティークのテディベアやおもちゃ、装飾品、食器や鍋から履き古した靴まで、色んな商品がひしめき合っていて、見ているだけでも楽しい。
従姉妹は小さな古~いミシン(上糸しかないが一応縫える)をゲット。
私も大きなカバンやらブリキやガラスの小物入れ(?)なんかを購入。
炎天下の中、楽しい買い物をした。
その後、ブルちゃんに迎えに来てもらって水力発電所を見に行った。
ライン川の水を使った大きな水力発電所。
なんと、川を渡ったところはもうドイツだという。
で、橋を渡ってみた。
ん?パスポートいらないの?
いらないらしい。
国境には人っ子1人おらず、行き来は自由。「緑の国境」なんだそうな。
知らなかった~。
さてさて、この日の夕方はブルちゃんのご両親から夕食に招待されていた。
スイス名物、ラクレットをご馳走になるのだ。
本来は冬場の料理らしいのだが、リクエストに答えて頂いた。
家にお邪魔すると、とっても陽気でビッグなお父さんとたまらなくかわいらしいお母さんが準備万端で待っていてくれた。
豪華すぎ!!ちょっと見にくいが、真ん中にある2段になったホットプレートのようなもの、お分かりになるだろうか。
上の段で蒸しあがったジャガイモを耐熱容器に入れて温めておく。
下の段で四角くカットされたチーズを、一人用フライパンみたいなもの(お皿の上に載っている取っ手の付いた黒い物体)に載せて溶かす。
各自ジャガイモをお皿に取って、溶けたチーズをかけて頂く。
これがスイスの家庭での一般的なラクレットの楽しみ方。
チーズ自体もペッパー入りだとかニンニク入りだとか色々種類があり、
さらにチーズの上にパプリカやベーコンなんかを載せて温めたりする。
頂いてみると、全然くせがなく、ジャガイモもチーズも最高においしかった。
お父さんの特製ドレッシングで和えたサラダも絶妙。
お腹がはちきれそうになるまでラクレットを楽しんだ。
夕食が済むと、テラスでデザートタイム。
ここで珍しいものを見せて頂いた。
このこけしみたいな物体、実はホイップクリームを作る容器。
生クリームを入れたこの容器にガスを充填して、
下向きにしゅ~っとボタンを押すと、ホイップクリームが出てくるのだ。
泡立てる手間がいらない便利グッズ。
みんなでコーヒーとお菓子を頂き、記念撮影なんかをしてお開きに。
ゆったりした日曜日の6日目が終了。