暖かくなって来たので、ゆっくり時間をかけて近所を散歩してみました。
そう。
今住んでいる西宮という街は、私が青春の大切な時代を過ごした故郷でもあるのです。
泣いたり笑ったり、嫌というほどたくさんの思い出が染み付いた街。
昨日は大好きだった武庫川の河川敷をブラブラしてみました。
空はどんよりとして人も少なく、思いがけず寂しい光景。
小学校から高校まで住んでいた家からここまで、歩いて20分以上かかったのだけど、
それでも暇さえあれば1人でここに来ていました。
川べりに座って水の音を聞いていると勇気づけられた。
思えば私は孤独な子供だった。
いつも心の中で誰かに向かって助けを求めて叫んでいた。
この河川敷はそんな私の涙が染み付いた場所です。
そして今、ふと気付けば、私はあの頃と何一つ変わっていないんじゃないか・・・
人は同じことを繰り返し、そこから永遠に抜け出すことは出来ないのか・・・
雨の夜、突然そんな恐怖に襲われた。
自分をコントロールすることはなんて難しいんだろう。
だけど
多分実際は少しずつ前に進んでいるんですよね。
2歩下がったとしても、3歩進めばそれでいい。
命が終わる瞬間まで、一歩ずつ一歩ずつ。