マトリョーシカ作家さんからのご依頼で、プラトーク(ロシアのスカーフ)を着けたベアを作りました。
身長13cm、座高10.5cm。
素材はシュルテ社製ディストレスモヘア+ミニチュアファー。
詰め物は化繊綿・グラスビーズ・ペレットで、手の平にマグネットが仕込んであります。
目はアメジスト色のグラスアイ、首はダブルジョイントで色んな方向にかしげることが出来ます。
そしてそして、プラトークはご依頼者様が送って下さったリバティープリント
手の平にすっぽりおさまる小さなくまちゃん。
でも存在感はたっぷりです。
本来プラトークは正方形のスカーフのようですが、くまちゃんに着せるために形は工夫してあります。
首周りを一段蛇腹に折って結んであげるといい感じ。
写真のようにフードっぽく頭巾の部分をずらしてもかわいいです。
もちろんプラトークは着脱自由ですヨ。
お首のダブルジョイントはものすご~く久しぶりでしたが、やっぱりかわいいなあ、首のくたくた。
作っていてたまらなく愛着の湧いたくまちゃんでした。
お手手のマグネットでお花やら何やら、色々持たせてあげて下さい。
私、以前はベアを作り過ぎていました。
毎日毎日、作って作って・・・
本来あんなにハイペースで作るべきじゃなかったと、今になって思います。
もっとゆっくり一体一体のベアと向き合えばよかった。
今、こうやって娘との日々に格闘しながら作るベアは、以前とは少し意味が違う気がします。
しゃかりきに自分の全てを注ぎ込んで作るベアと、しゃかりきな日々の中の「ゆとり」の部分で作るベア。
どちらが作品として良いかはわからないけれど、ベアに全部を注ぎ込むことで私自身が少しずつ涸れていってたのは事実。
あのまま毎日作り続けていたら、もしかすると全て涸れ果てていたのかもしれない。
無理やり搾り出すのではなく、私の泉のあふれ出す部分で作ろうと思います。
娘をはじめ、泉の源となってくれる人たちに・・・心からありがとう。