物理スイッチ(*‘ω‘ *)

クルマを運転していると、疑問に思うことがある。
この頃のクルマでは、計器類やスイッチなどは姿を消して、そうしたものは液晶パネルの画面上に集約、画面を介して操作するようにできている。
わが愛車もご多分に漏れず、全面的にタッチパネルの仕様になっており。確かに見た目はかなりスマート。
でも、この素っ気なさは使いづらさと同義だよなぁと。走りはじめる前からなんとなく予感していた。
この頃は少し慣れてきたようにも思うのだけど、本質的な不便さは想像以上で。覚悟していたよりも不便な感じ。
タッチパネルを操作するには、一度は完全に視線を操作画面に集中させねばならない。どれだけ慣れても、確認の一瞥は省略できないのである。ここが物理スイッチと決定的に違う。使いづらそう。。。という予感は、最初から見た目に表れていたわけで(^ω^ゞ
「でも、今後はこの仕様に統一されていくんですよ。」
担当のアイくんが申し訳なさそうに言っていたその時の表情を思い出す。最新式のカッコいいクルマをセールスする営業さんが見せるべき表情ではないが、製造されるクルマのことごとくがこの仕様に統一されるのであれば、セールスにできる提案に選択肢などは用意されていない。というか、ユーザに選択肢がない。

走行中に操作するのは不便であるばかりか、危険なことだってありうる。なので、諸々の設定は出発前や信号待ちでやるようにしているけれど、それでも走行中に操作したいっていうことは、やっぱりある。そのための音声認識機能！というわけで、積極的にこれを利用しているのだが、音声認識機能には得手不得手があるらしい。とても便利に思えるシーンは確実にあるのだが、ごくごくたまに、なんにも言うことを聞いてくれないっていうこともある。いまだ開発途上の観は否めない。求める結果が得られるまでに時間がかかりすぎるのだ。
物理スイッチなら一瞬で、直感的に済ませられることを、頭の中でいちいち文章化してから発声する。これがめんどくさいことこの上ない。しかも、向こうが了解するコマンドをこちらが探らなければならない。動いていただくためには、ちゃんとしたコマンドで指示しないといけない。
って、これ。。。なんか、間違ってるよね(*‘ω‘ *)？！
ただ走りたいっていうときでも、走るための前置きが多すぎる。

運転中にスマホを操作すれば一発免停もあり得る。今や安全運転の基本かつ常識。だが一方で、クルマ本体がスマホそのもののような操作をドライバーに要求する。これは最初から、大きな矛盾を搭載しているようなもんである。
生産する前に真っ先に考え、解決すべきことだろうと思うのだけど、こんな矛盾をドライバーに強制するのが現在のクルマ産業。そう思うと、複雑な気分になる。

とはいえ、愛車のことはキライにはなれない(^o^;)
すっごくかわいいし(^ω^ゞ
そのうちに使い方もこなれてくるさ〜♪と思いつつ、物理スイッチの復活を切に望む次第なのである(*‘ω‘ *)