普段はまったく見ないテレビをつけ、めずらしくNHKを見ていたのだが、記憶が一切ない。あったかくて、つい眠ってしまったのだ。
適当に番組が変わったらしい。
さっちゃんの「坂本くんじゃないですか!」という声に目が覚めた。
確かに、坂本龍一氏。
あれ?なんか、僕の知っている氏の風貌とはだいぶ違って見えるのだが。。。
それには、切実な事情があって、そのことについて、僕は長らく知らずにいたので、大変にショックを受けた。
しかし、それ以上に衝撃的だったのは、氏の演奏の方で。
懐かしい曲が、いろいろを削ぎ落とされて純化しているように聴こえて。
ふとした時に、頭の中で氏の奏でた響きが甦るのだが、その度に驚いている。と同時に、捕まえきれなかった音が気になって、気になって、仕方ない。