りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

銀河通り

2010-09-23 23:56:36 |  相模原 
自宅からすぐ近くに「銀河東通り」「銀河西通り」と名付けられた道があります。「東通り」の方は淵野辺公園の駐車場や和泉短大側に面していて、「西通り」の方は小中高の各学校や国民生活センターの方に面しています。
宇宙研が近所にあることで、それにちなんだネーミングだと思うのですが、引っ越してすぐのときには取ってつけたような名前になんとなくこちらが恥ずかしくなっちゃうようなところがありました。でも、小惑星イトカワに相模原や淵野辺、由野台があるのですから、淵野辺に銀河のひとつやふたつ、あったっていいんじゃない?
お住まいはどちらですか?と聞かれると、このごろでは「宇宙研からすぐのところです」と答えるようにしています。すると、「あ~、なるほど」と分かる人にはすぐに分かってもらえます。「説明抜きに伝わる」っていうのは、気持ちのよいものです。「はやぶさくん」の活躍は意外なところにもよい効果をもたらしてくれているのですなぁ。
「はやぶさくん」の活躍もあってか、ここにきて「銀河通り」というネーミングも違和感がなくなってきました。大げさでなく、本当にそういうフィールドでの活躍への期待がこちら側にあるっていうリアリティ。これってなんだか健康的だなぁと思っています。

カプセルシールドの展示も続いていて、全国の方々からの熱いまなざしを集めているのは周知のことですが、宇宙研に長らく展示してあったはやぶさくんの分身「はやぶさ実物大熱構造モデル」が全国各地の展示にかり出されることになったようです。(http://sora-uchu.jp/など)
心あるメディア関係者もどこかにいるだろうと淡い期待は捨てずにいますが、全般的に悪趣味で彩られている日本のメディアにはこうした人たちのたんなる興味を超えた熱いまなざしの意味は理解できていないようです。むしろ、近づくことすらできないのでは?
もっとも、余計な仲介者を必要としていない人たちが増えていることも本当。メディア=理解なき大声にはしばらく静かにしていただいた方が、はやぶさくんを巡る一連の出来事にはふさわしいような気もします。
面影にふれるためだけに足を運ばれる方がいらっしゃるのだと思うと、なんだかそれにもうるっときてしまいそうですが。。。6月に、はやぶさくんが発した輝きの意味は、静かに、速やかに、伝わるべき人に伝わっていくのだと思います。


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