「雑草という名の草はない」。
昭和天皇がそうおっしゃったという話を聞いて、
「本当に。確かにその通りだな」と思った。
生物学者であり、植物にも詳しい昭和天皇をして言い得る言葉だと思う。
しかし同時に、それはとても大変なことだなとも思った。
目に見えているこの世界を不足なく知るということが前提にある。
しかし、この前提は想像以上に高いハードルである。
自分で調べてみても、果たしてこれで正しいのか?
確信を得るのにだって時間がかかる。
ありふれているはずの足元の草の名前さえ、僕はよく知らないのだ。
せめて見ることくらいは。。。とは思う。