りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

「Roman Holiday」のメモ_φ(・_・

2021-06-09 14:18:00 |  映 画 
バイロンの長編詩「チャイルド・ハロルドの巡礼」の第4部、その1行に
「Roman Holiday」という言葉があるという指摘を見つけたので、
ちょっとメモ_φ(・_・

CXLI.

He heard it, but he heeded not—his eyes
Were with his heart, and that was far away;
He recked not of the life he lost nor prize,
But where his rude hut by the Danube lay,
THERE were his young barbarians all at play,
THERE was their Dacian mother—he, their sire,
Butchered to make a Roman holiday—
All this rushed with his blood—Shall he expire,
And unavenged?—Arise! ye Goths, and glut your ire!


               CHILDE HAROLD'S PILGRIMAGE


なるほど、「ローマの休日」は一連の詩人を知っているのと知らないのとでは、
見え方がずいぶん違った趣きになる。
キーツ、シェリー、そしてバイロン。

そう思う一方で、ほとんど動くアイコンとさえ言えるヘップバーンの存在が、
脚本を別の次元に押し上げているようにも感じる。
別の文脈で語られることが多くなってきたように思うけど、
そういうことさえ微塵も感じさせない軽さが作品そのものにあって、
「ロマンチックコメディ」に徹することの方が、むしろ凄まじいのではないか?って、
ついつい思ってしまうけど。
そこは脚本でなく、監督の手腕か?





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