お待たせしました!
しばしばの自分セラピーでこんなフリがあったわけですが。
今年のグロース・おはなし宅急便のスタートです。
おはなしのスタートはどこも同じですが
そこから続く物語が
チームごとに全然違うんですよ。
子どもたちの手書きの原稿を
子どもたちのお母さんたちが
ボランティアで入力サポートしてくれました!
泣いたり、笑ったりしつつ入力したそうですよ。
うん、わかるなあ。
1チームずつ、
当日の発表順でいきましょ~。
まずは
今年、初リーダーのタイチが率いる
「こわれかけのしばのメガネ」チーム
*************************************
【共通のおはなしのはじまり】
ある夏の気持ちの良い朝のことです。
ぼくはだれもいない森の中を歩いていました。
風がそよそよふいて、小鳥のさえずりが聞こえます。
森はとてもしずかです。
そのときです。
とつぜん、だれかの声が聞こえました!。
*************************************
1.コトハ
その声の主はなんと「くま」だったのです。
くまにおどろいたぼくは足がうごかなくなってしまいます。
と、くまがなにかをしゃべっていたことに気がつきました。
そのくまが、やさしくまたぼくにしゃべりかけます。
ク:「君はだれ?どこからきたの?ここはあぶないからかえりなさい。」
ぼくはこのクマがおそってこないということに安心し、くまにしゃべりかけました。
し:「ぼくはしば。となりの村からきたよ。あぶないってどいうこと?」
く:「ぼくにはわかるんだ。この森にはまほうがかけられている。つい2,3日前からね。」
し:「まほうってどういうこと!? ま、まさか…。」
く:「しば!! なにかしっているの!?。」
し:「いや、しらない。」
くまは少し、あきれた顔をしました。
し:「ところでくまさん、あなたの名前は?」
く:「ぼくには名前がないんだ…。とべない動物たちはぼく以外、こつぜんと消えてしまった…。しばはここになにをしにきたの?」
すこし間があいてしばはしゃべりました。
し:「さがしものをしているんだ…。」
く:「さがしもの?いったいなにをさがしているの?」
し:「なんていったらいいのかわからないけど、とにかく目に見えないものなんだ…。」
く:「目に見えないもの?そんなのさがせるわけないじゃないか!?」
し:「わからない。でも空を見上げていたら聞こえてきたんだ。『森にいって目に見えないものを見つけてきなさい。とても大切なもの。最後にわかるでしょ。あなたにたりないもの。仲間…』その声は途中できえてしまったんだ。なにをさがせっていうんだろう…。」
ぼくはその場にしゃがみこんでしまった。
く:「大丈夫!! ぼくも一緒にさがしてあげるよ!! そのかわり森のまほうの解き方を一緒にかんがえてね!!」
ぼくは「はっ!?」と立ち上がり
し:「本当に!?」
と言った。森にひびく大きな声で
く:「もちろん!!」
くまははっきりそういった。
この後、どのような冒険がはじまるのだろう。ぼくはドキドキがとまらなかった。
2人目へつづく・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます