Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

天才の秘密

2016年03月18日 | 美術館など

お悔やみのお花・・・ではなく、高島屋で見た大きなお花のディスプレイ。

一週間ほど前の寒い日でしたが、そこだけがもうすっかり春でした。

 

またまた展覧会の終わりが迫っていたので慌てて行って来ました。

年が明けてから、自分内のイベントが多くて忙しいです。

ちょうど一月に千住真理子さんのコンサートに行った頃、

始まったばかりだったピカソ展 (同じ建物の中です)。

ピカソといえばキュビスムのあの、なんともいえない絵を想像しますが、

今回はそこに至る前の「青の時代」「バラ色の時代」の絵画を集めた

世界的に見ても極めて稀有な展覧会、ということで行って来ました。

入ってすぐの一枚目のデッサンで、頭をガツンとやられたような衝撃・・・

私が美大志望の受験生なら、受験直前で進路を変更しますね。

鉛筆で書いたシンプルなデッサン。

よく見かけるギリシャ彫刻などの頭部だけの石膏像、デッサン用のもの・・・

その絵が完璧で・・・しかも12~13歳のころのものだとか・・・

天才の秘密、よくわかりました。

 

青の時代の暗い陰鬱な絵・・・でもその中にもほのかな暖かさも感じられます。

そしてバラ色の時代へ・・・暖かく柔らかな絵に変わってゆきました。

もちろんキュビスムの絵画もありました。

私、けっこう好きなんです、あの画風。

泣く女の絵なんて共感できますね・・・

 

と言ってもただ有名な絵画を観て、都会の風に当たって来る、

というだけのものですが。

そんな日常からちょっと離れた気分転換でしかないのですが。

美術館のすぐ外にある「オアシス21」

でも気軽に行ける一番近い都会、名古屋です。

こんな景色は私の日常にはありません。

(ちなみにこちらはコンサートの時に撮った、夜のTV塔)

 

お土産にピカソチョコレート、お彼岸のお参りに母にお供えしてくるつもりです。

 

 

 


お悔やみ

2016年03月18日 | 日記

毎日毎日楽しみにしていたブログ、

「アメショっす!」の銀ちゃんが亡くなりました。

安らかに眠って下さい・・・

 

お休みの日にブログを見て「うそ!?」って声が出ました。

前日も元気そうな様子をブログで見たばかりだったのに・・・

 

ついつい自分の母のことを思い出してしまいました。

そしてロッキーのことも・・・

 

ロッキーは年を重ねて、だんだんと立ち上がるのも辛そうでした。

ごはんも食べられなくなって、流動食をあげていましたが、

悲しいけれど刻一刻とその日が近づいていくのがわかりました。

 

母は銀ちゃんと同じ、

その日までいつもと同じように生活していて

突然の出来事でした。

夫の父も突然でした。

 

もし「その日」がいつなのか、前もってわかっていたら・・・

もしその前日に戻れたら、もっと優しい言葉で話しかけてあげたい。

もしその日に戻れたら・・・ 色々な後悔があふれます。

でも「もし」なんてあるはずもなく・・・

 

すべての命の最期がロッキーのようであったら・・・と思います。

せめてお別れの言葉や、感謝の言葉が言えたら・・・

残された者は少しでも救われます。

そんな映画があるのもそういった想いからでしょうね。

 

銀ちゃんはちょっとぼ~っとしたネコちゃんだったので

「あ。しまった、間違えた」なんて天国で思っているかも・・・

そう、母も怖い厳しい母ではありましたが、ちょっと天然だったので、

「あ。やっちゃった、ゴメン」なんて思ってるかも・・・

 

悲しいことと嬉しいことが小さなさざ波のように繰り返す・・・

ハワイアンキルトを縫っているといつも思うことです。

昨夜は次男の誕生日でした。申年の年男です。

モンブランが大好きな次男のために、仕事帰りのお店で。

紫芋のケーキ、いちごタルト、チョコのムース、

夫は出張で留守なので残りの4人でお祝いしました

 

我が家のにおんちゃんも少し年はとったけれど、

至って元気、家族にとってはいつまでも可愛い子です。

 

悲しいことや辛いこと、色々あるけれど

嬉しいことを探して、元気でがんばろう