cowboy-平松の部屋

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GB(英)、ヒースロー空港から(カワサキ時代ー2)

2019-03-30 21:40:48 | オレが経験したおもしろ話
オレが経験したおもしろ話ー3

ヒースロー空港から(カワサキ時代ー2)

国内の業務を終えKawAのバッグ(ライムグリーンの皮製 80cm×40cm×40cm)に荷物とパーツを
積み込みイギリスのTEAM-KAWASAKIへ。
ヒースロー空港に着いたら、スチアートが迎えに来てくれるはず。しかし到着後2時間たってもスチアートは
こない。KENさん(チーム監督)のTELは控えていたので、公衆電話器からダイヤしようとしたら、コイン
が入らないんです、入口に棒が挟まっていて、入らないんです。かけ終わった電話をつかっても
コインが入らないんです。ワークショップのある町の名は知っていたので、四角いタクシーに20ポンド払い
その町へ、その町に着いたらワークショップの場所思い出すと思いましたが、解りません、困っている
ところ、ライムグリーンのMX-TEAMトラックが目の前を通過しました。タクシーの運転手になに言ったか
覚えてませんが、たぶん日本語で”ライムグリーンのトラックを追いかけて!” シャウトしたと思います。
ワークショップ(たぶん新しい)のMX関係者に日本から来たんだと訳を話し、KENさんにTELしてもらいました。
日本から私のフライトをFAXしておきましたが週末でメインオフィースからワークショップには届いていなかっ
たようです。イギリスの公衆電話は受話器をあげダイヤルし相手を確認してからコインを入れて、メインの
会話をするんだそうです、はっはっは。まーどうにか、KENさんの家にたどり着きました。


イタリア、一人旅(カワサキ時代ー1)

2019-03-30 21:08:57 | オレが経験したおもしろ話
オレが経験したおもしろ話ー2

イタリア、一人旅、(カワサキ時代-1)

KR500のテストでミザノで来てました。パフォーマンス(仏の耐久チーム)のロセからKR1000がバラバラで送ら
れてきた、組み立てに立ち会ってくれとの要請がありました。えっ又かよです。1975年のデイトナに
KR250はフレーム(ENGレス)のみ送られてきた経緯があり。H2Rのフレーム図にはENGマウントが記載
が無かった。リッチョーネからミラノまで鉄道でミラノからジューネーブへは空路で行く事になりました。事前に
教えてもらったイタリア語はインターナチュラーレアエルポルト・リナーテ(国際空港 リナーテ、近くに国内空港も有る
から注意) ドーモ(教会)でした。鉄道はホームが無く階段で乗車します、キップのチェックも無く車内は
6人掛けの個室タイプでした。年金暮らしでオペラ三昧、ミラノに観劇(オペラ)に行く老人と同席になりましてね。
イタリア人の英語はカタカナ語で日本人には聞きやすいです、デイトナで伊チームと米チームの通訳をした
事が有ります(笑い)。話し好きの老人で、今度戦争する時は、ドイツ抜きで又組もうな、 えっ一番
先に降伏したのはムッソリーニ(伊)だろうが 、ヒトヒロ知ってるか……、裕仁(ヒロヒト)天皇陛下のことでしょう
ワイン飲みながら名調子でした。 ミラノの駅には列車ごと鉄骨のドデカイ・ドームに入っていきます、
そーです映画のワンシーンのようです。グレゴリーペック(ローマの休日)になったみたい、駅自身も大理石の彫刻で出来
てます。イタリアすげーなです。タクシーに乗って ドーモ○×□△、ミラノの(ドーモ)教会に入った瞬間、口をポカーン
と開けてただ見入るだけでした。、さすがダビンチ/ミケランジェロのイタリアですね、ほんとにスゲーナです。
リナーテ空港ではオープンチケットが使えず、チケットを再購入させられ、搭乗ゲート表示盤が壊れていて
ゲートNoが不明、ジューネーブはゼネバと発音することに耳だけて飛行機に搭乗した。国際線だけど席は
決まってなく、乗り合いバスといっしょ。何処へ行くのかなー、でも、飛行機がアルプス(マッタ-ホルン?)
を越えているのが見えて、ジュネーブに行けるとホッとしました。やっぱりイタリアでしたね。
イタリアは好きですよ、食べ物が日本人に合ってます、滞在して一週間ぐらいで体調を崩す人がい
ますが美味しいので食べ過ぎです、オリーブオイルもたっぷりはいってますし。イタリアのボーダーで美味し
いジェラートも。イタリアの高速路面の舗装ぐあいや、高速わきの谷すじのゴミの散乱ぐあい、どけどけ
のパッシングもイタリアと日本は似てますね、いい加減でホットします。  ドイツでは有りませんでした。

郵政

2019-03-30 18:48:31 | オレが経験したおもしろ話
オレが経験したおもしろ話ー1(SUZUKI編-1)

 郵政BIKEの逆転 (スズキ時代)

1972年頃、郵政BIKEがウシロに走って(ENGが逆転)しまい郵政職員さんが怪我をするという事故
が起こりました。ホンダ車は4ST,Y車はクランクに逆転防止BRGを使用しており、逆転しません。
ガソリンENGは上死点前○度でプラグに点火しガソリンと空気の混合気を急激に燃焼させたエネルギー
で走ります。当時はポイント点火式を採用しており、クランク軸のカムの凸をひろってポイントが開きます
コンデンサーに溜めておいたエネルギーをポイントが開いた信号から点火プラグに点火する構造です
ポイント両極点は摩耗しにくい、特殊金属で作ってありますが、相当なる距離を走ってメンテ不足です
と、摩耗(火花で焦げる)して、最悪は特殊金属が無くなってしまいます。定期点検ではポイントの
状態を目視し、黒く焦げて極にデッパリがあればペーパーヤスリで修正し、点火タイミングを確認する
必要があります。私が担当した郵政BIKEのチェックではポイントの特殊金属がすでに無く(磨滅)、
上死点前○度で点火すべきところ、上死点後になっておりました。パワーも無ければ、チョイ停めで
ENG回転が下がった瞬間反動で逆転することは十分考えられる状態でした。
郵政省からのクレーム要請で、スズキは全国に修理班を派遣しました。スズキ社員1名、電装屋さん2
名で対応しました。スズキ社員は担当県(出身県)の郵便局に電話をかけまくり、作業日程表を作成
します。昼間はBIKEが働いていますから、朝か晩/夜の修理作業となります。雨も雪もありました、
だいたい屋外の作業で、作業は懐中電灯を持って中腰で寒くってね、腰がイカレましてね、作業
が出来なくって、運転するだけ、乗り降りが ヤット で旅館でマッサージさんのお世話になった思い出
が残ってます。
 地元のBIKE屋さんは、オレ達が悪いのかよ。局員さんは迷惑そうにクレームかよーです。でも実態は
このBIKEは○万Km,○年、ノーメンテで走ってるぜー、強えーなー。地元のBIKE屋さんに走れる間は
メンテ(点検)には出さないようです。タイヤ交換時でもBIKE屋さんはポイントをチェックしませんよね。
 局員さんにそれとなー、平地は走るけど山道は登らん、朝ENGがかからん これもクレームかよです
山道は登らんは、RRスプロケットの歯が摩耗(歯の高さが2~3mmほど)しており、平地ではとりあえ
ず”逆Vベルト”ドライブ状態で走りますが、山道ではチェーンが滑ってしまうんでしょうね。BIKEが好きでこの
世界で仕事をしているので、悔しくって、局の裏にあったボロBIKEのスプロケトを付け換えてあげました。
朝ENGは、キャブのスロージェットが詰まっているのでしょう。縫い針を借りて、スロージェットの穴が詰まって
いるのを確認してもらい、ジェットの穴をツッツキ、くちエアーで清掃、電球の光に当てて、穴を確認。そし
てENGをかけて下さい、一発で始動しました。原因はこれこれでチャントーメンテすればスズキのBIKEは
安全に走りますよ、よろしくとお話しました。 すまんな―、まー、一杯飲んで行けよーて事も有りました
 会社からは、ポイントの点火タイミング合わせ又は交換だけで良いとの通達がありましたが、クレーム、
クレームと言われると、悔しくてね、チャントメンテすれば走るんだぞと、ついつい、手が動いてしまいました
 実は、フロンテのレーシングKITのFJ360用はENGは逆転させています。ですから、ヘアピンでスピン
(クルッと回り後ろへ走る)すると、ENG音がバラバラ音に変わり逆転(正転)していることがあります。
パワーは無いし、排気音も変わるのですぐ解りますが、ENGを一度切って、再セルスタートさせコースに
戻ることになります。 フロンテのレーシングKITは別記します。