ネタバレ注意です。
ボルケニオンはかっこよかったしマギアナはかわいかったしサトシ達の手持ちもその他のゲストポケモンもみんな大活躍でした。ゲストのキミアとラケル姉弟もなかなかの好感度。
観終わった後、久しぶりに素直に「今年のポケモン映画面白かった!」と思えました。
・本編前の「上映中はDSを閉じてください」ミニアニメ XY最後の今年はプラターヌ博士でした。
・同じく本編前のイラストコンテスト発表会 ポケモン映画はほとんどDVDで見た事ないんですが↑これとこのミニアニメは収録されてるんでしょうか。何気によくできてるのでDVDにも入れてほしいと思います。
あと今年みたいに短編がない年はこのイラコン発表会のミニアニメをちょっと賑やかにするとか(ダークライの年みたいに/サトシの手持ち全員出すとか)そんな試みもいいんじゃないかと考えました。
・毎年恒例「ポケットモンスター、縮めてポケモン…」今年はメガシンカ特集でした。
コルニのメガルカリオ対アランのメガリザードンXってTVでも出ましたっけ?
・OPはサトシ対シトロン。ただでさえ良作画バトルの中、倒れたホルビーをかばうハリマロン(からのボケ)だったりピカチュウの電気技とアイアンテールの合わせ技(DPでも二つの技を合体させる戦法編み出してましたね)だったり細かい所まで凝ってました。
・今年の主役1・ボルケニオン
今までの強いばかりで言葉の通じない怪獣系伝説ポケモンから一新、ぶっきらぼうな性格で、でも愛嬌もちゃんとあって、主人公のサトシと何度もぶつかり合ううちにだんだん通じ合っていく、親しみやすいキャラでした。
世界を司ってるとかそれくらいの設定の伝説ポケモンの場合はここまでフレンドリーな設定にはなかなかしづらいと思うので、特にそこまでの存在でもないボルケニオンを思いっきり親しみやすいキャラにしたのはよい判断だと思います。
最初はサトシ達にきつく当たってた所からのクライマックスの大活躍は、すごく頼もしかった。
今年の配布は前売り:ボルケニオン、劇場:ゲッコウガでしたが劇場配布をボルケニオンにした方が効果的だったのではないかと思うくらい、いいキャラしてました。
・今年の主役2・マギアナ
転んでひっくり返ったりサトシの真似をしてラジオ体操したりロボットならではの愛嬌もあり。
ロボットだから感情がないのかと思ったらボルケニオンと言い争いをしたり体重が重い事を気にしていたり。
「可愛い」ポイントを押さえまくっていて映画を観たらボルケニオン同様親しみが急上昇しました。
小さくてお姫様のようなマギアナと大きくてぶっきらぼうなボルケニオンの組み合わせは、なるほどいいコンビですね。
・ゲストキャラ
終始サトシ達に手を貸してくれた、王女ながら行動力のあるキミアと 純粋な探究心ゆえにジャービスにそそのかされてしまった(終盤はちゃんと改心)ラケル、姉弟そろって魅力的でした。
ジャービスも徹底した悪役で、勧善懲悪が気持ちよかったです。今年は人間ゲストキャラの塩梅もよかったです。
・ネーベル高原のポケモン達 いっぱいいて可愛かったです。
怪我の手当てが人間とポケモンの交流のきっかけになったアマルス、暗い過去があるゴクリン、
ニンフィアのリボンでメロメロになるシシコと個性も出ていて見ていて本当に楽しかった。
何よりポケモンが画面で生き生き動いていればとりあえず満足してしまうので今年のモブポケモンの使い方には満足です。
非力な描写の多かったポケモン達ですがクライマックスではみんなで力を合わせて高原を守っていたので、感動でした。
・メカシンカポケモンとサトシ達のポケモンの戦闘パート、全員大活躍な上にものすごい動く作画で、熱かったです。
例年の映画は戦闘パートでのサトシ達の手持ちの出番は大体ピカチュウメインで+αという感じだったのですが、
今年はほんとに全員大活躍で、とても満足です。みんなかっこいい。映画だからこそ、こういうのを見たかったんです。
TVではなかなか素性を見せないプニちゃんもここぞとばかりに10%フォルムで戦いまくるし、
自らの意志でパーフェクトフォルムになって高原のポケモン達に加勢するし、伝説ポケモンというよりサトシ達の仲間として戦ってる感がとっても良かった。
・今年の主題歌 穏やかな曲調と管楽器の音がXYシリーズの締めくくり感あって、よかったです。
歌詞もボルケニオンとマギアナに取れたりアローラに旅立つサトシに取れたりという感じで。
EDの中でなんか歯車の中にサトシゲッコウガの絵が刻まれるシーンは、忍者村の時の絵みたいな仕掛けでしょうか?
・毎年思ってるしポケモン以外のアニメ映画でも思うんですが、ゲスト声優5人は多すぎませんか。
山寺さんも、いてくれるに越したことはないんですけど、個人的にはそろそろ毎年毎年いなくてもいいかなあ…
と思えてきたり。
・EDの後に早くも来年の予告
歴代御三家と、アローラ御三家の(公開時点では)初めてアニメで動いてる所を見られました。
主役ポケモン2匹が親しみやすいのと、TVレギュラー陣が全員活躍する点で今年の映画は久しぶりに高評価です。
TVレギュラー陣は戦闘シーンでのポケモン全員登場、ボルケニオンとぶつかり合ったサトシ、ポフレを高原のポケモンに食べさせるセレナ、メカ担当のシトロン、そしてがっつり活躍したロケット団とほんとに全員大活躍でした。
戦闘パートのあるトレーナーの手持ちポケモンはかっこよく、高原の野生ポケモン達は動物的で可愛くと、ポケモンの動かし方もとても満足です。
後でよく考えると説明不足な所もちょっと思い当るのですがそれを吹き飛ばすほどにアツくて面白かったです。
ぜひ来年以降もこのまま頑張ってほしいです。