五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

えりかさんは何で戦っているんです?

2011年02月10日 | スイートプリキュア♪
えりか先輩:「今はそんな哲学など語っている暇は無い。立てよ!」
ビシッ!!
北条さん:「殴った…ね?」
えりか先輩:「殴って何故悪い!貴様はいい、そうしていれば気分も晴れるんだからな!!」
北条さん:「私が、そんなに安っぽい人間ですか!?」
ビシッ!!
北条さん:「二度も殴った…親父にも殴たれたこと無いのに!」
えりか先輩:「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」
北条さん:「もうやらないからな!誰が二度とプリキュアなんかやってやるもんかよ!!」

えりか様のスパルタ式後輩教育が始まりました。
我侭言いまくりの新人には、鉄拳制裁も辞さない来海えりか先輩。
一年間ウザカワエロカッコよく戦い続けた歴戦の勇士にとって、後輩の軟弱さは
見ていられないに違いない。

しかしまぁ、北条さんの言い分ももっともです。
「スイートプリキュア♪」というのは、何故、誰のために戦うのか、戦って
何の得があるのか、理由がよくわからないからです。

確かにバ○ダイ様は怖いです。
これまでの歴代プリキュアさんたちも、バ○ダイ様のために戦って来たと言っても
過言ではありません。「戦いながら商品を売る」のがプリキュアの任務。
北条さんの我侭が元で、プリキュアシリーズが終わろうものなら、彼女が
永久に戦犯扱いされる事にもなりかねません(小清○さんだし…うわ、石投げないで!)。
そんなことが無いようにと…えりか先輩はスパルタ式を選択したのです。
まさに愛の鞭。

戦う理由がわからない…。
現在のところ、誰が悪人で誰が善人かわからない状況です。
アフロディテさんにプリキュアさんが加勢していたら、実はアフロディテさんが
ラスボス級の悪で……なんていう事もあるかもしれない。

ハミィが北条さんたちをプリキュアに導いたという一点だけで、セイレーンさん側が
悪役だと決めつけるのは早い。ニャプニャプが何を考えているのかわかったものじゃない。
むしろマイナーランドに加勢すべきなのかもしれない。
第一話終了時点で、妙な不安定さを感じたのは、ここら辺に原因があるのでは?

しかしながら、大事なレコードをネガトーンにしたのはセイレーンさん。
北条さんたちの怒りの矛先が、最初にセイレーンさん(マイナーランド)に向かうのも
無理はありません。

そういうわけで、当面の敵はマイナーランドになりそうな感じですが。
気になるのは、公式HPで連発している「しかし、実は………」。
ここでそういうタネ明かしっぽい事をしているのには、何か理由があるはず。
ぶっちゃけ、マイナーランドは本当の敵ではない(きっぱり)。
しかし実は、などと切り返しているわけですから。
本当の敵は別にいる可能性高し…それは追々わかると思いますので、ここではいったん置いて。


北条さんたちが「絶対に許せない」のは、レコードをネガトーンにされた事に対してです。
レコードにくっついていたような音符を集めるために、人間界でネガトーンを量産、
毎回大暴れでもさせれば、プリキュアさんとマイナーランドが戦う理由にはなるかもしれません。
(その展開に、当分は持って行きそうな勢いではありましたが)
でもそれだけじゃ、使い古された設定の、つまらない番組になってしまう。

しかも音符を集めて伝説の楽譜を完成・奪わなければ国が滅びる、というような切迫した事情が
マイナーランドにあるとしたら、プリキュアさんはその邪魔をする悪者に……。
もっとマイナーランド及びメフィストさんのワルっぷりを強調してくれないと、すっきりと応援出来ません。

不幸のメロディーで世界が満たされてしまうと人類が滅亡するとか、やむを得ぬ
事情が無いとプリキュアとして戦う理由にならないような。。
守るべきものを守るために戦う。先述したような、使い古しの野暮ったい話ですが、お子様には
これが一番わかりやすいのではなかろうか。

音符を集めて伝説の楽譜に戻し、メイジャーランドに奪い返さなければ人間界も滅びる。
そういう設定を、強引にでもくっつける必要がありそうです。
やはり本当の敵はほかにいそうだな(えー

次週予告で北条さんが、「プリキュアなんて無理だよ…」と漏らしています。
任務の重大さ、バ○ダイ様の怖さを知っている発言です。
薄くて高い本で大活躍させられるであろう事も…。
それだけでもう、プリキュアの資格があると思います。
頑張れ北条(と南野)。大小お友達のハートをキャッチするんだ。
えりか先輩は、本当は彼女たちの資質を見抜いているのであった。。

「第一話を見ただけで、戯言を…」と笑われるかもしれませんが。
第一話を見て不安になった原因は、こういったところにあるのかもしれないと思って
駄文を綴ってみました。