日々の暮らしとYogaと

 
夫とふたり暮らし。心地よい楽しい日常を綴ります。アメリカとカナダの海外生活の記事もあります。YOGA教室を開催中。

アメリカで精密検査を受ける

2008-05-20 | Dallasの暮らし
先日、胃と大腸の内視鏡と小腸造影検査(バリウム)を受けました。

実は先月、一時帰国した時に受けた人生初の人間ドッグで再検査となってしまいました
日本では時間がなかったので、ダラスに戻った後にファミリードクター(主治医)に相談し、再検査の結果、精密検査が必要とのこと。
専門医を紹介され、そこで消化器系の総検査を受けることになりました。

検査日程は2日間です。
胃カメラと大腸内視鏡検査を同時に行い、数日後に小腸造影検査(バリウム)を行いました。
結果は大腸内視鏡検査で小さなポリープが見つかり、その場で切除してもらった以外は異常なしでした。
人間ドックで再検査と言われてから何となく落ち着かない日が続いていたので、とりあえず一安心です。

私は昔から病院が嫌いでしたが、今回の病院のドクターやスタッフがとても明るく優しくて、病院が好きになってしまうほど(笑)
とても快適でした。
検査の数日後に、"Best wishes for a speedy recovery"と書かれたカード(スタッフの写真とサイン入り!!)が送られてきました。
嬉しかったです。素敵な心遣いですよね。

検査の数日後に、ドクターからフォローアップの説明を受けました。
ドクターから、なぜこれらの検査を受けたのか、検査結果や採取した組織の場所と結果(良性でした!)等、とても分かりやすかったです。
切除したポリープは良性だったので、次の大腸内視鏡検査は10年後でよいとのこと。よかった~
詳細な報告書も頂きました。医療専門用語が多く、知らない単語もたくさん! 英語の勉強にもなります。

以下は大腸内視鏡検査について。
数日前から検査のための準備をしますが、看護士をしていたお友達によると、日本とアメリカでは随分違うのだそう。
アメリカで受診する場合、自分で下剤を購入し、前日から当日朝にかけて家でお腹をすっきりさせてから病院に行くところが、一番違うところでしょうか。

5日前
食事制限が始まります。
とうもろこし、ピーナッツバター、ナッツ類、ゼリー(ゼリーは腸に色がついてしまうからだとか)は禁止。



前日
基本的に絶食。飲み物だけで過ごします。
飲んでよいもの:水、お茶、コーヒー(砂糖はOK、クリームはだめ)、スープストック、ゲータレード(レモンライム味のみ)。
これに、スプライトやジンジャーエールもOKというのがアメリカっぽいです。
絶食は意外に大丈夫でした。一日くらい食べなくても何とかなるものですね。ヨガも教えることができました!
午後4時に便秘薬Dulcolaxを3錠飲み、午後6時に下剤Fleet Phospho-sodaを8ozのジンジャーエールでわって飲みます。
美味しくするためにジンジャーエールを使うのだそうですが、マズイ…



当日
朝5時に2本目の下剤Fleet Phospho-sodaを飲みます。マズイ…
当日の早朝が肉体的にも精神的にも一番辛かったです。
朝7時に病院到着。たくさんの書類にサインをして、個室で着替え、移動式ベッドに寝かされます。
スタッフが入れ替わり立ち代り面倒をみてくれ、右手の甲に点滴用の針をさされました。

ベットのままガラガラと処置室に運ばれ、ドクターとスタッフに挨拶します。
体の左側を下にするように言われ、喉に胃カメラ用の麻酔スプレーが吹きかけられ、
同時に点滴から静脈麻酔が入り(おそらく)、そこで意識がなくなりました…

気づいた時には検査は全て終了し、個室に戻っていました。
どこも痛くなく、ただぼぉっとするだけです。
お水とクラッカーをもらい、ドクターから簡単な結果を聞きます。

検査に麻酔を使うため、検査後の運転は禁止です。
帰宅するには送迎者が必要で、スタッフに事前に伝えておくと、検査後に病院から連絡してくれます。
ちなみに病院からもらった注意事項の紙には、"検査当日は重要書類にサインしないこと"と書かれてました。
麻酔で判断力も鈍るのでしょうね。

検査は身体への負担が軽く、翌日からは通常の生活ができました(ヨガもできました!)
主人は送迎はもちろん、検査当日も心配してくれて、帰宅後は雑炊を作ってくれました。感謝です。