
アメリカでメガネを作る場合、処方箋が必要です。日本では眼が疲れないようにと、度を少し低くしてメガネを作ることが多いですよね。でもアメリカでは、完全矯正(最もよく見える度数)にあわせた処方箋を出す所が多いようです。これだと、日本でずっとメガネを作ってきた人には度がきつすぎると感じることが多いのです。
残念ながら、ダラスには日本人の検眼士さんはいないので、アメリカ式の診察になってしまいます。働いてるスタッフがどこの国の人であっても(日本人でも)これは変わりません。いろいろ調べたり、人から話を聞いた限りでは、検眼士にもいろんなタイプがいて、処方箋作成時に患者さんからのコメントを聞きいれてくれるところ(例えば、少し度を弱めに作りたいなど)と、医者の指示通りにするべきと押し付けるところがあるようです。
ここまでで想像がつくかと思いますが、私の行ったところは残念ながら、後者のタイプでした。処方されたメガネは度が合わず(強すぎ)、30分もしないうちにひどい頭痛と肩こりが襲ってきました。度が合っていないと何度伝えても、"眼がまだ慣れてないから"、"コンタクトと度数が同じだから合ってます(←これは完全矯正)"、"フレームの角度を変えたら良くなる"、"医者が診断した処方に間違いはありません(えっ?)"など、あまりにひどい対応に本当にウンザリしました。前の記事の消化器系のドクターとは違い、ちゃんとした説明もなし、フォローアップもなしです。
主人にも一緒に行ってもらっても埒が明かないので、急いでいたこともあり、仕方なく別の検眼士のところに行きました。もらった処方箋は、当時使っていたメガネに近く、最初のところと比べて随分低いものでした。親切な女医さんで、説明もしっかりしていて、これまで使っていたメガネの度数も考慮に入れて処方箋を作ったと話してくれました。検眼士によってこんなに違うなんて驚きです。アメリカは、検眼士だけはレベルがあまり高くない、と言う人もいますが、それも納得できてしまう感じ。
私だけでなく、お友達の中にも、アメリカで作ったメガネがキツすぎたという人が何人もいます。なので、これから渡米される方や日本へ一時帰国される方は、こんな無駄な苦労を避けるためにも、日本でメガネを作るのをオススメします。私も日本で予備メガネを作っておけばよかった~と後悔しています。
幸い、2度目の検査で作ったメガネは快適に使えています。ちなみに、そのメガネでの視力は両目とも1.5。これ以上強くする必要がどこにあるのかしら?
最後に、この件ではアドバイスくださった方、助けてくれた方々、本当にありがとうございました。アメリカでの生活は楽しいですが、こんな気分の悪いこともたまにはあるものですね。