奉仕ごころの履き違え

今日は、このニュースに怒り心頭です。

『手話巨額詐欺、女社長ら３人逮捕…女社長の一問一答』

記事によれば、事件を起こした福祉器機販売会社の女性社長の実兄が、聴覚障害者であったために、手話はお手の物で、「言葉」巧みに聴覚障害者を騙して、大金を入手せしめた…とのこと。

しかも、呆れたのが、この社長が「（聴覚）障害者のお金を守ってあげたかった」と発したこと。

これって…奉仕ごころの履き違えもいいところ。

小生も、手話通訳者を目指して養成講座まで受講していたほど。
（それは先日、手話と向き合う動機も含めて、『デフリンピック／手話について』という記事でお話しました。）
本当に、聴覚障害者の手助けなら、絶対利害は伴わない。
いや、伴っちゃいけない。
養成講座を受講していた時に、とにかく軸は聴覚障害者に…と、講師に徹底的に叩き込まれ、受講者同士のフリーディスカッションでも、良い手話表現＆表現の上達には、その精神がまずありきという結論にもなったほど。

それに、聴覚障害者の皆さんのこころって、小生が知る限り、皆きれい。

それをもてあそぶなんて…絶対許せない。


昼休み、食事中にインターネットで情報入手している時に、このニュースを知り、一気に食事が不味くなりました…。

仕事はちゃんとこなしたけれど、思い出すだけで怒りが…。


仕事で福祉関係に勤務なさっている方は、それでサラリーを頂いているので、どうしても打算的になってしまうのは仕方ないにしても、こんな履き違えって、あるのでしょうか？
ないでしょ。ありえないでしょ。


聴覚障害者の皆さんだけでなく、福祉関係の仕事に誇りを持って従事していらっしゃる方のこころにまで傷をつけたこの事件…どうしても許せませんね。


感情に任せて記事を起こし、冷静さに欠ける点はお詫び申し上げます。
だけど、人の道に外れてますよね…明らかに。

読者の皆さんは、この事件…いかがお考えでしょうか？