Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

女流棋士会独立について

2007-02-24 12:56:35 | 将棋
明日、女流棋士会の年に一度のイベント『女流棋士との親睦将棋会2007』が開催されます。
ところが、女流棋士の皆さんが、こういった企画を積極的に進め、独立に向けても精一杯努力されている最中、ちょっと雲行きが怪しくなってきています。
ファンとしては、ちょっと心配です。

本件について、小生なりにも勉強を始めましたが、不勉強ながら現時点で感じている「私見」をお話したいと思います。

基本的には、ブックマークさせていただいた『即席の足跡』のブログを管理なさっている、nanaponさんのご意見と、大きな違いはありません。むしろ共感できる点がたくさんあります。
ですので、小生からは手短に…。

企業の事例を挙げて比喩すれば、『社内の新規プロジェクトの立ち上げ』か『社内事業(100%子会社)の“コストセンター化”から“プロフィットセンター化”への移行』のどちらに進むのか…という点が曖昧のまま事が進み、いつしかボタンの掛け違いみたいな空気になってしまっている…と、小生は感じています。

この両者のどちらに進むのか…を鮮明にすることが、早期に着手するべき事で、方向性が決まったら…

・今後どんな問題が起こりうるのか?
・その事によって、日本将棋連盟と女流棋士会の双方に、どんなメリットがあるのか?
・双方にとって「良い事」とは、どんな事か?
・将棋ファンに伝えるべき正しい事実は何か?
・その他…?

を一つ一つ丁寧に膝を突き合わせてディスカッションし、解決していきながら進む事が重要と感じます。

ですが、ここで注意しておくべき事は、ディスカッションに「思い入れ」や「感情移入」があってはならない…という事です。
あくまで、ファンの立場を重んじる姿勢や、客観視した中で進める事が必要です。
これが入り込むと、せっかくのディスカッションの場も台無しになり、お互いの本当に主張したい事が見えなくなり、頓挫してしまう可能性が生じるからです。
感情論からは、何も生まれません。単なる時間の浪費です。

渡辺 明 竜王のブログの中の読者コメントに、素晴しい内容のものがあります。

そのお方のコメントは…

「大相撲で言う横綱が“強い”だけじゃなく“横綱としての人格”も必要。これと同じように、棋士も“強い”だけじゃなく“同時に将棋界の発展への寄与”も重要。」
「TPOの適切な選択も、棋士には求められる。」

という内容でした。

まさに、これこそが基本で、共感できます。
もちろんここで言う「棋士」は、男女問わず…です。

この基本をスルーして事を進めることは、ファンを落胆させる事になるだけでなく、プロ棋士の皆さんにとっても、建設的とは言い難いものとなると感じています。


もちろん、一将棋ファンとして、円満な解決を望んでいますし、小生もファンである以上は、本件について考え、悩み、更に勉強を重ねていきたいと思います。
勉強していくうちに、新しい考え方や、良い知恵が生まれてくるかも知れませんので…。
Comments (6)
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