遺伝子組み換えスーパー「ダイエー」の起死回生策（案）

毎度毎度、私がコキおろしているダイエー。
またまた冴えない記事が出ました。

まずは日経記事。続いてコメント。
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■ダイエー、売上高10％減・10月の既存店
　経営再建中のダイエーは15日、10月の既存店売上高が
前年同月に比べ10％減となったことを明らかにした。

既存店の前年割れは20カ月連続で、
2ケタ減収は3月以来7カ月ぶり。

新経営陣の発足後、最大のマイナス幅となった。
下期（2005年9月―06年2月）の売上高は1％減を見込んでいるが、
9月の7％減に続き計画を大きく割り込んだ。

ソフトバンクホークスの感謝セールや13店での
閉店セールをしたが、全体の収益を押し上げられなかった。

急きょ管理職全員の賞与3割カットなどを決めたが、
人件費の削減による増収効果は限定的だ。

比較のベースとなる昨年10月は産業再生機構の活用を巡る
現場の混乱から、既存店は前の年と比べ23％の大幅減収に陥った。

今月はこの数字をさらに割り込み、
2年前との単純比較では30％の減収となった。
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(コメント)

週末、バイオベンチャーのセミナーに行き、つくづく思いました。
「事業再生途上の会社は、遺伝子組み換え食品に似ている」と。

ダイエーの場合ですと、創業者である故・中内功氏のＤＮＡを取り外して、
外部から優秀な経営者軍団を投入。企業の遺伝子は組み換わったはずです。

でも、遺伝子組み換え食品が消費者から敬遠されているのと同じように、
組み換えたことによる「消費者にとってのメリット」が十分伝わらないと、
お客さんは離れる一方です。
ダイエーはまさにその泥沼に入っている感じがします。

バイヤー(仕入れ担当者)がメーカー・卸のいいなりになって、
売れもしない商品を押し付けられている、という話も雑誌で見ました。
これじゃぁ、売上が増えるわけがない。


食品スーパー中心の路線と言っても、差別化するのは難しいでしょう。


であれば、どうせダメなら思い切って、
「遺伝子組み換え会社・ダイエーによる、
　遺伝子組み換え食品だけの食品スーパー」
に転換してしまった方が、強烈な差別化になるのではないでしょうか？

そのために、管轄する経済産業省だけでなく、
農林水産省と厚生労働省からも補助金を得て、
一大バイオプロジェクトにすり変えてしまう、
っていうのは検討の余地ありませんか？