◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

「内部告発」の2006年問題

2005-12-02 | 経営
12月1日の日経新聞1面「法化社会 備えはあるか」からヒント。

来年の前半は、「改正独占禁止法」と「公益通報者保護法」の施行を受けて、
あちこちで内部告発が起きる予感がして、ワクワクしてます。

1月施行の改正独占禁止法では、談合やカルテルを最初に自首すれば、
刑事告発と課徴金を免除する初の「司法取引」が導入。
元旦から公正取引委員会の受信用ファックスは、我争っての自首(内部告発)で
フル稼働することでしょう。
さながら「チケットぴあ」のように回線がパンクするかもしれませんね。

そして、
「パパ、何で大晦日の深夜に会社に行くの?」
「ちょっと、重要なファックスを送りに行くんだ」
というやり切れない会話が、いくつかのご家庭であるのでしょうね・・・・・・・・。


また、来春施行の「公益通報者保護法」では、不正の告発者の解雇・左遷を禁じる。
証拠隠滅の恐れがあれば、マスコミに直接通報しても保護する。企業の不正を防ぎ
公正な競争を促すのが趣旨とか。


伊東美咲主演の月9ドラマ『危険なアネキ』ならぬ、
『危険なアネハ』マンション事件も、
元はといえば内部告発からだったとか。
(しかも、アネハ氏は頭髪も偽装とか→綾小路きみまろに似ているしね)

私は公益通報者保護法の施行を受け、不正経理事件が次々と炙り出されることを
期待します。ブログのネタが増えるからです。不謹慎ですけどね。

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