日経ビジネスの最新号でライブドアの特集をやっていますので
ポイントをご紹介。その後にコメント。
その前に、堀江社長は今年10月に専用ジェット機(中古)を自腹で25億円で
買ったそうですね。
機種は米国ガルフストリームでトム・クルーズなど世界のセレブが愛用しているとのこと。50億円する新品は納期が2年後なので、合計75億円。
(社費で買ったグッドウィルの折口氏とは違い、この点は評価できますけど。)
一方、社員は自腹でオフィスのIP電話を購入させているとか。
資本家による労働者の搾取もほどほどに・・・・・・。
日経ビジネス05.12.12号の要約(我流ですが)
----------------------------------------------------------------------
・ライブドアの成長戦略の中心にあるものは
「ライブドア」ブランドに他ならない。
インターネットに特化したブランドビジネスとも取れる。
・ブランド価値を高めための巧妙な仕組みを3つ紹介。
①ブランドに人を集めるための奇想天外な策=無線LAN,
②ブランドを利用した企業再生=ジャック、
③役目を終えた事業を外に出し、フランチャイズのように
同じブランドを利用して協業=セシール
・無線LANは利用要金を525円という低価格にして
一気に利用者を増やす。
ワイヤレスの利用にはポータルサイトで使う共通IDが必要なため、
サイトで提供する各種サービスへの顧客誘導につながる。
また無線LANは許認可不要。総投資額はどんなにやっても500億円。
ローコスト・ハイリターンの奇策。
・中古車ジャックは、コア事業のポータルサイトで中古車オークション
をするため買収。
ライブドアと名前を変えるだけでリアルの店舗も信用力がだいぶ増すと。
しかし一方、ジャックの再生請負人となった羽田氏は
全ての店舗を回り、従業員とのコミュニケーションを図るという
実ににじみ血で泥臭い手法も講じている。
・セシールは持分法適用会社ライブドアフマーケティングが、
1500万人の会員を軸に独自のインターネットネディアを作るという
独自の成長戦略の中で買収。
ライブドアマーケティングが連結子会社から持分法適用会社とさせた
理由は、ノンコア事業であるため。
しかし堀江氏曰く「フランチャイズのようなもの。」
要はライブドアマーケティングというフランチャイズが、
セシールとの協業においてライブドアというブランドを喧伝してくれる。
・このような取り組みの一方、ライブドア本体は資本効率がよい
コア事業だけを手がけ、その他は外に出しながらブランドを残す
というサイクルを築こうとしている。
ただ課題としては、①人材の底上げ、②徐々に真似される側に、
③株価も低迷。
堀江氏の神通力はどこまで通用するのか。
(以上、引用終わり)
-----------------------------------------------------------------------
(いい加減なコメント)
・ジャックの再生の件は、納得できます。
企業再生は何だかんだ言って最後はヒト。
ライブドアブランドに変えるだけで客数が増える”今”であれば、
「このブランドに付いて行こう」と思わせることは容易ですね。
問題は今後、必ず来るであろう「急成長の反動」。
・「ノンコアは連結子会社ではなく、持分法適用会社にする」ってところが
気になる。
ノンコアなら、全部外すのが筋。
結局、かれらの言い分からすると、資本効率が良く決算の見栄えが良い事業
、イコール連結事業別セグメント情報に載せるのに相応しい事業のみを
「コア」にする。
一方、未だこの先不測の損失も出る可能性がある「セシール」をライブドア
マーケティングを通じて飛ばす、ということなのでしょう。
持分法投資損益は、いろんな取引の集合体ですから、いかようにも操作可能。
彼らがコア=連結営業利益にこだわる以上、
賢明な投資家はむしろそれより
”下”を見ていくのが大事ではないでしょうか?
ポイントをご紹介。その後にコメント。
その前に、堀江社長は今年10月に専用ジェット機(中古)を自腹で25億円で
買ったそうですね。
機種は米国ガルフストリームでトム・クルーズなど世界のセレブが愛用しているとのこと。50億円する新品は納期が2年後なので、合計75億円。
(社費で買ったグッドウィルの折口氏とは違い、この点は評価できますけど。)
一方、社員は自腹でオフィスのIP電話を購入させているとか。
資本家による労働者の搾取もほどほどに・・・・・・。
日経ビジネス05.12.12号の要約(我流ですが)
----------------------------------------------------------------------
・ライブドアの成長戦略の中心にあるものは
「ライブドア」ブランドに他ならない。
インターネットに特化したブランドビジネスとも取れる。
・ブランド価値を高めための巧妙な仕組みを3つ紹介。
①ブランドに人を集めるための奇想天外な策=無線LAN,
②ブランドを利用した企業再生=ジャック、
③役目を終えた事業を外に出し、フランチャイズのように
同じブランドを利用して協業=セシール
・無線LANは利用要金を525円という低価格にして
一気に利用者を増やす。
ワイヤレスの利用にはポータルサイトで使う共通IDが必要なため、
サイトで提供する各種サービスへの顧客誘導につながる。
また無線LANは許認可不要。総投資額はどんなにやっても500億円。
ローコスト・ハイリターンの奇策。
・中古車ジャックは、コア事業のポータルサイトで中古車オークション
をするため買収。
ライブドアと名前を変えるだけでリアルの店舗も信用力がだいぶ増すと。
しかし一方、ジャックの再生請負人となった羽田氏は
全ての店舗を回り、従業員とのコミュニケーションを図るという
実ににじみ血で泥臭い手法も講じている。
・セシールは持分法適用会社ライブドアフマーケティングが、
1500万人の会員を軸に独自のインターネットネディアを作るという
独自の成長戦略の中で買収。
ライブドアマーケティングが連結子会社から持分法適用会社とさせた
理由は、ノンコア事業であるため。
しかし堀江氏曰く「フランチャイズのようなもの。」
要はライブドアマーケティングというフランチャイズが、
セシールとの協業においてライブドアというブランドを喧伝してくれる。
・このような取り組みの一方、ライブドア本体は資本効率がよい
コア事業だけを手がけ、その他は外に出しながらブランドを残す
というサイクルを築こうとしている。
ただ課題としては、①人材の底上げ、②徐々に真似される側に、
③株価も低迷。
堀江氏の神通力はどこまで通用するのか。
(以上、引用終わり)
-----------------------------------------------------------------------
(いい加減なコメント)
・ジャックの再生の件は、納得できます。
企業再生は何だかんだ言って最後はヒト。
ライブドアブランドに変えるだけで客数が増える”今”であれば、
「このブランドに付いて行こう」と思わせることは容易ですね。
問題は今後、必ず来るであろう「急成長の反動」。
・「ノンコアは連結子会社ではなく、持分法適用会社にする」ってところが
気になる。
ノンコアなら、全部外すのが筋。
結局、かれらの言い分からすると、資本効率が良く決算の見栄えが良い事業
、イコール連結事業別セグメント情報に載せるのに相応しい事業のみを
「コア」にする。
一方、未だこの先不測の損失も出る可能性がある「セシール」をライブドア
マーケティングを通じて飛ばす、ということなのでしょう。
持分法投資損益は、いろんな取引の集合体ですから、いかようにも操作可能。
彼らがコア=連結営業利益にこだわる以上、
賢明な投資家はむしろそれより
”下”を見ていくのが大事ではないでしょうか?