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「三丁目の夕日」に隠れたメッセージを勝手に考える

2005-12-24 | 映画・音楽系雑感
23日、またまた観に行ってしまいました。映画「三丁目の夕日」。
映画のリピーターっていうのは生まれて始めてかも知れません。


レイトショーでは物足りなかったので、通常の上映館をネットで探し、
チケット屋で東宝の株主優待券を買い(1,200円)、
錦糸町で2回、計4時間強、心行くまで堪能してきました。
(まだご覧になっていない方は、騙されたと思って
 是非とも映画館でご覧ください。
 公式HP:http://www.always3.jp/(←BGMがまた泣かせます)


座席数は少ないこともありましたが、3時30分の回は満席で立ち見。
6時の回も7割方、席は埋まっていました。根強い人気です。


そして、最前列で見た私は、やっぱり不覚にも2回とも泣けてしまいました。
ストーリーは完璧に頭に入っているのに、です。


主演の吉岡秀隆氏は、この撮影による不在等が原因で内田有紀と離婚、
との残念な報道もありました。
このエピソードと共に、彼の演技は後世に語り継がれるのでしょうか。


それはともかく、素朴な疑問が浮かんできました。
何故、“この時期”にこの映画が作られたのだろうか?と。


自信を失った日本人に、明るい希望を持てるように、という製作者側の思いは
わからないでもないし、それは観客に十分に伝わったと思います。


しかし、へそまがりの私は、無意識のうちに隠れたメッセージを、
無い頭で考えていました。
そしてはたと、気づきました。



「下流社会にどっぷり浸かっていても、こういう生き方があるじゃないか。」



この映画は、これから加速する階級社会の敗者・弱者(私も含む)に対する
ライフスタイルの提案なのではないか、と。



そういえば、「年収300万円時代」で著名な経済評論家の森永卓郎氏が、
『「昭和30年代」に学ぶしあわせ術』という本を出していたことを思い出しました。


やはり、そういうことなんでしょか。


「所得半減」経済学 ~「昭和30年代」に学ぶしあわせ術~

徳間書店

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1 コメント

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生き方 (温故知新)
2006-01-05 14:33:48
 年収300万円時代の生き方、に代表される「下流社会でも大丈夫!」本は政府の国民に対する洗脳なのかなと思う反面、実際、なんとか食っていけそうだなあと感じるところもあるこのごろです。

 世間はいまや大金持ち、中金持ち、小金持ちの話題ばかりですが、よくよく考えれば図書館とブックオフとツタヤがあれば格安で文化的な生活はできますし、ユニクロとしまむらと地元のディスカウントスーパーさえあれば格安で命をつなぐことはできる。問題は病気になったときで、その意味ではホームレスと普通の家庭は屋根つき家を保有(もしくは借りる)できるかどうかだけの違いですね。

 そう考えると新年早々気が楽になってきました。
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