いつもご覧下さり、誠に有難うございます。
思いっ切りスベったタイトルで恐縮です(確信犯です)。
本日の報道を見ておりますと、
やはりライブドアは粉飾摘発→上場廃止→経営陣逮捕
(順序は多少変わるのでしょうけど)の憂き目に合うんでしょうか。
となると、投資家さんにとっては、すぐに売れないことを前提にしますと、
最大の関心事は「下値の目処はいくらか?」ではないでしょうか。
でもそんなこと、私に分かる訳、ありません。
ただ後ほど申し上げるように、それなりに資産を持っておりますので、
万が一上場廃止になっても、直ちに倒産する可能性は少ないと思われます。
今のところは。
世の中的には「紙切れになる」という見方が大勢になっていますが、
本当に数字で詰めて議論されているのでしょうか?
そこで、今回は極めてラフな計算ですが、
独断と偏見で「ライブドア株の下値目処」、
すなわち上場廃止になってもこの位の株価なら仕方ないか!
という水準を試算してみました。
信用リスクの面から見る必要もありますので、
単体で見なくてはいけないのでしょうね。
05/9期の有価証券報告書でざっと試算してみました。
総資産 1,831億円
負債 37億円
株主資本1,794億円 →これがスタート台。ほぼ総資産と同額。
資産の方に目を転じますと、主だったところは次の科目。
現預金 456億円 ①
関係会社株式 501億円 ②
関係会社長期貸付金373億円 ③
短期貸付金 277億円 ④
未収入金 126億円 ⑤(←フジテレビから回収できるもの)
これだけで1,733億円。
他は回収不能と見ましょう。
このうち、①と⑤は全額回収できるとして582億円。⑥
続いて貸付金③と④で650億円ですが、
ほとんどグループ会社向け。
今後営業面で大きなダメージを受ける可能性が高いので、
保守的に、全額、固定化営業債権としましょう。
回収可能額を全体の2割としますと、130億円。⑦
問題は、関係会社株式501億円。
ここが今後ポイントになるでしょう。
グループ会社は「解体」されて、
投資ファンドなどにバラ売りされてしまう可能性があるため、
あえて副題に入れたのです。
そして投資ファンドなどが
この関係会社株式を巡って争奪戦も有るかもしれないので
副題に「買いたい」とも書きました。
501億円のうち、のれん199億円(連結調整勘定)がありますので、
のれんは回収不能としますと302億円。
この中には一応キチットした事業をしている先もあるので
ざっくり5割回収可能としましょうか(非常にいい加減です)。
となると、151億円。⑨
⑥+⑦+⑨=863億円となります。
発行済株数1,049,154,846株
で割りますと、
1株82.2円が下値の目安。
これが極めてラフな計算の結果です。
(非上場になると3割ディスカウント、
一方で事業再生会社が経営権取得するとなるとプレミアム3割程度
両者の影響は、相殺してゼロと見ました)
もちろん、今回の試算は、
粉飾の疑いがある決算書から算出しており、
膨大な隠れ負債などが見つかる可能性なども
あります。
また本業の赤字垂れ流しも続くでしょうから
もっと下ブレする可能性があります。
時間軸が伸びれば伸びるほど、価値は下がるでしょう。
皆さんは自己責任で投資判断してくださいね。
(私は一切責任を負いませんので。)
思いっ切りスベったタイトルで恐縮です(確信犯です)。
本日の報道を見ておりますと、
やはりライブドアは粉飾摘発→上場廃止→経営陣逮捕
(順序は多少変わるのでしょうけど)の憂き目に合うんでしょうか。
となると、投資家さんにとっては、すぐに売れないことを前提にしますと、
最大の関心事は「下値の目処はいくらか?」ではないでしょうか。
でもそんなこと、私に分かる訳、ありません。
ただ後ほど申し上げるように、それなりに資産を持っておりますので、
万が一上場廃止になっても、直ちに倒産する可能性は少ないと思われます。
今のところは。
世の中的には「紙切れになる」という見方が大勢になっていますが、
本当に数字で詰めて議論されているのでしょうか?
そこで、今回は極めてラフな計算ですが、
独断と偏見で「ライブドア株の下値目処」、
すなわち上場廃止になってもこの位の株価なら仕方ないか!
という水準を試算してみました。
信用リスクの面から見る必要もありますので、
単体で見なくてはいけないのでしょうね。
05/9期の有価証券報告書でざっと試算してみました。
総資産 1,831億円
負債 37億円
株主資本1,794億円 →これがスタート台。ほぼ総資産と同額。
資産の方に目を転じますと、主だったところは次の科目。
現預金 456億円 ①
関係会社株式 501億円 ②
関係会社長期貸付金373億円 ③
短期貸付金 277億円 ④
未収入金 126億円 ⑤(←フジテレビから回収できるもの)
これだけで1,733億円。
他は回収不能と見ましょう。
このうち、①と⑤は全額回収できるとして582億円。⑥
続いて貸付金③と④で650億円ですが、
ほとんどグループ会社向け。
今後営業面で大きなダメージを受ける可能性が高いので、
保守的に、全額、固定化営業債権としましょう。
回収可能額を全体の2割としますと、130億円。⑦
問題は、関係会社株式501億円。
ここが今後ポイントになるでしょう。
グループ会社は「解体」されて、
投資ファンドなどにバラ売りされてしまう可能性があるため、
あえて副題に入れたのです。
そして投資ファンドなどが
この関係会社株式を巡って争奪戦も有るかもしれないので
副題に「買いたい」とも書きました。
501億円のうち、のれん199億円(連結調整勘定)がありますので、
のれんは回収不能としますと302億円。
この中には一応キチットした事業をしている先もあるので
ざっくり5割回収可能としましょうか(非常にいい加減です)。
となると、151億円。⑨
⑥+⑦+⑨=863億円となります。
発行済株数1,049,154,846株
で割りますと、
1株82.2円が下値の目安。
これが極めてラフな計算の結果です。
(非上場になると3割ディスカウント、
一方で事業再生会社が経営権取得するとなるとプレミアム3割程度
両者の影響は、相殺してゼロと見ました)
もちろん、今回の試算は、
粉飾の疑いがある決算書から算出しており、
膨大な隠れ負債などが見つかる可能性なども
あります。
また本業の赤字垂れ流しも続くでしょうから
もっと下ブレする可能性があります。
時間軸が伸びれば伸びるほど、価値は下がるでしょう。
皆さんは自己責任で投資判断してくださいね。
(私は一切責任を負いませんので。)
いつも楽しく拝見させていただいております。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。