◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

「ハインリッヒの法則」は航空業界にも当てはまるのか?

2005-11-09 | 経営
ハインリッヒ、って言っても名作映画「ラヂオの時間」に出てくる、
井上順扮するあのハインリッヒではありません。
(・・・・・と言っても分からないでしょうけど)

アメリカの技師です。
彼が発表した法則が「ハインリッヒの法則」です(当たり前だけど)。
労働災害の事例の統計を分析した結果、導き出されたものです。
数字の意味は、
重大災害を1とすると、
軽傷の事故が29、
そして無傷災害は300になるというもので、
これをもとに「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、
29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがある。」という警告として、
よく安全活動の中で出てくる言葉です。

「1:29:300」

最近のJALなりANAの事故ニュースを聞くたびに、
この法則でいうところの「1」がいつ起きてもおかしくない!
と感じているのは私だけでしょうか?

タイトルは質問調なのですが、実のところ、この答えは
よくわかりません。っていうか、現在進行形なので、
どこかで当てはまってしまうかも知れません。

今後、航空業界には原油高がボディブローのように効いてくる
(ていうか既に効いているところもありますが)だけに、
大惨事が、経営破綻を招くリスクは確実に高まっています。

とにかく杞憂であればいいのですが・・・・・。



そういえば、爆笑問題が「ハインリッヒの法則」の本を出しています。
ご参考までに、どうぞ。

爆笑問題のハインリッヒの法則―世の中すべて300対29対1の法則で動いている

祥伝社

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1 コメント

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こんにちわ (とっとこあや太郎)
2005-11-10 15:53:18
dancing-ufoさん、はじめまして。。

このブログ、会社で見つけちゃったんですけど、やばい・・・面白杉・・・。



わたしもずっと(といってもまだ5年くらいですが)金融なんですが、こういうブログすきなんですよ。

アドレスをおうちに送って、おうちで楽しむことにしようかと思います。



これからもお邪魔させていただきます。

ちなみにわたしもアナリストを目指し、リラックマ好きの元証券マンです。(今はbuysideなので)

がんばってください!
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