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日米小売の雄、代理戦争勃発か? -西武沿線異状アリ!

2005-12-27 | 事業再生・M&A
いつもご覧下さり、誠に有難うございます。
いったん大きなイベントが動き出すと、ブログのネタに困りません。

今回は、以下の日経記事の紹介と、そのコメント
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ミレニアム、西武鉄道が沿線開発で新組織

 西武百貨店などを傘下に持つミレニアムリテイリングと西武鉄道は
西武鉄道沿線の再開発を共同で進めることで合意、29日から具体的な協議
に入ることが明らかになった。
ミレニアムがセブン&アイ・ホールディングスと経営統合を決めたことから、
セブンイレブンなどセブン&アイのグループ企業が西武線沿線で店舗網を
拡大することも検討していく。

 まず鉄道駅舎や娯楽施設などで小売業のノウハウを活用した開発を
テーマとし、ミレニアムと西武鉄道の両社で有望な未活用資産の洗い出しを
進める。ミレニアムは西武鉄道グループに10億円を出資することを決め、
セブン&アイの鈴木敏文会長も了承した。 (16:01)
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(コメント)
①お金持ちがスポンサーにつくものですから、ミレニアム君、大はしゃぎ!
 ってとこでしょうか。

②JR東日本が現在進めている「エキナカ」戦略の、西武沿線版でしょ。
 やりたくてもカネが無かったわけですから・・・

③この記事から、
 西武鉄道は、西友よりもミレニアムグループに近い、
 ということを間接的に証明したことになります。
 
 また、ミレニアムはセブン傘下になることで、堂々と”反・西友”のノロシを
 上げることができます。

④ということは、とりあえず、眼下の敵・西友を潰しに行き、コンペティターを
 減らそうという意図もあるのではないでしょうか?

 ・・・・考え過ぎですかねぇ?

⑤でも米ウォルマートが西友を、セブン&アイがミレニアムをそれぞれ
 支援する訳ですから、夕刊紙あたりが、
 「日米小売の雄の代理戦争!」といって面白おかしく取り上げるかも。
                                 以上

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